2019/12/11 | |
産卵後のサケ |
ヤナで捕獲されたサケ親魚は、庄川養魚場に運搬し蓄養され、成熟したものから採卵を行います。 採卵をしていると、写真にあるように、尻尾で産卵床を掘り、ボロボロになった個体、卵がほとんど産んでなくなっているもの(ガラ)が1割程出ます。 今シーズンは、10月に台風による大きな増水があったものの、シーズンを通して、毎秒約15トンと平水の日が多く、遡上できずに、ヤナの下流で産卵した個体も多かったように感じます。 生存競争の厳しい自然界ですが、自然産卵で生まれる稚魚達も大きく育ってくれることを願うばかりです。 |
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posted at 2019/12/09(Mon) 19:52:43 | |
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2019/12/08 | |
川の様子、産卵後サケ親魚 |
庄川は穏やかに流れています。 15時、射水市広上地先での河川水温は10.3℃となっています。 大門大橋上流域に産卵後のサケ親魚、産卵床が多く確認されました。 その亡骸に、稚魚から海へ出て、長い旅を経て、役目を終えたサケの儚さを感じます。 |
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posted at 2019/12/08(Sun) 21:30:08 | |
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2019/12/07 | |
庄川養魚場、流入水 |
冬季の場内の飼育水は井戸水と親司川を流れる河川水と湧水の混合水を混合して使用しています。 河川水と湧水が流れる親司川の様子(庄川養魚場源水) 砺波から流入している河川水温は9.1℃と低いですが、湧水が14.8℃あり、混合水では、12.5℃となっています。 この12.5℃の流入水と場内13.5℃の井戸水の混合水で13℃前後の飼育水温となっています。 河川水温、9.1℃ 湧水、14.8℃ サケの浮上にとっては、10℃前後まで水温が下がってほしいところなので、気温が低くなることと雪を切望しております。 |
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posted at 2019/12/06(Fri) 18:24:18 | |
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2019/12/06 | |
サケ1万粒採卵、川の様子 |
本日、射水市広上での天気は雨、富山市では朝、平野部でも少し積雪があったようです。 南郷大橋上流域の様子 午前中の気温は3℃と低く、15時、射水市広上地先の河川水温は、9.6℃と10℃を切りました。 朝のサケ水揚げは、メス5尾、オス4尾と少なく、4尾のメスから10千粒の採卵を行いました。 |
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posted at 2019/12/06(Fri) 18:13:49 | |
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2019/12/05 | |
サケ採卵終盤 |
12月4日、5日とサケの採卵を行いました。 過去に例のない程の不漁の今シーズン、12月に入ってからも捕獲が伸びず、一桁の日も多くなってきました。 サケの受精卵、ふ化槽収容後 12月5日までの採卵数は、約530万粒と計画の900万粒に対して、約60%となっており、非常に厳しい状況です。 ヤナの撤去は14日、15日を予定しており、瀬替え作業の関係で、12日までが捕獲となります。 残り僅かですが、出来る限り、採卵し、来年、健康で大きなサケ稚魚を放流できるよう尽力します。 |
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posted at 2019/12/05(Thu) 14:57:28 | |
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2019/11/30 | |
庄川鮭まつり最終日 |
ここ数日は、朝の冷え込みが激しく、気温が低い日が続いています。 本日、日中は、天気良く、肌寒いですが、気持ちの良い日となりました。 高岡市石瀬のサケ捕獲施設、簗場で開催されている庄川鮭まつりですが、本日が最終日となりました。 天気も良く、多くの方が訪れて、鮭掴みどりやサケ汁を堪能されていました。 子供達や女性も楽しめる鮭の掴みどりの様子 左手が素手なのが粋ですね 今シーズンは、鮭が過去に例のない程の大不漁で鮭まつり、採卵においても厳しいシーズンとなりました。 多くの人が、楽しめ、鮭や庄川に興味を持ってもらえる良い機会になるので、鮭資源の減少が心配されますが、このような祭りを後世に残していけるよう尽力していきます。 |
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posted at 2019/11/30(Sat) 18:03:03 | |
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2019/11/27 | |
鴨川での自然産卵 |
庄川の支流和田川の支流鴨川にて、サケの自然産卵が確認されました。 更にその分流にも、産卵後のサケ、産卵床が確認され、ヤナを乗り越えた個体が自然産卵してくれているようです。 1尾でも多く、生育してほしいものです。 鴨川の様子 |
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posted at 2019/11/27(Wed) 18:43:40 | |
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2019/11/25 | |
サケ採卵 |
庄川においては、11月中旬のピークを過ぎても、サケの捕獲尾数が伸びず、捕獲されるサケもメスの割合が多くなってきており、捕獲も終盤に差し掛かってきています。 サケの受精卵 11月25日現在での採卵数は、約440万粒と採卵計画数である900万粒の半分にも達しておらず、これから12月上旬まで採卵は続きますが、計画数には届きそうにありません。 終盤に、少しでも多くのサケが遡上し、採卵できることを願うばかりです。 |
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posted at 2019/11/25(Mon) 17:35:51 | |
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2019/11/24 | |
庄川鮭まつり |
河口から5.4km付近、高岡市石瀬地先庄川左岸に設置されている鮭捕獲のためのヤナ施設のある河川敷にて、11月の土日祝日には、鮭まつりが開催されています。 鮭まつり、掴み取り池様子 鮭まつりでは、鮭捕獲のためのヤナ施設を見学でき、鮭掴み取り、鮭鍋を楽しめます。 鮭の加工品の販売も行われており、タイミング合えば、鮭の水揚げ、選別作業も見学できます。 鮭を追いかける子供の様子 23日、24日は、天気にも恵まれ、多くの方が来場されていました。 子供達が楽しそうに鮭を追いかけ、美味しい鮭鍋を食べて、庄川の鮭を堪能していました。 鮭捕獲のためのヤナ施設 ヤナの下流部には、遡上してきた鮭が確認でき、見学者は歓声を上げていました。 鮭の遡上は、少なくなってきていますが、鮭まつりは、地域や多くの人々に、鮭や川に興味を持ってもらう非常に貴重な機会となっていると感じます。 鮭まつりを後世に残していくためにも、鮭資源を維持、増大させるべく尽力していきます。 開催日は、残すところ、11月30日のみとなりました。 お時間のある方は、是非、足を運んでみていただければと思います。 |
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posted at 2019/11/24(Sun) 18:35:47 | |
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2019/11/23 | |
サケ繁殖形質調査 |
例年、庄川では、10月下旬から12月上旬の5旬において、旬毎に、回帰したサケ、雌50尾、雄50尾をサンプリングし、尾叉長 、体重計測、鱗、耳石採集を行なっています。 尾叉長 、体重計測の様子 また、繁殖形質としてメス親魚の卵径および孕卵数が日本各地の水系で調査されています。 庄川においても、例年、遡上のピークである11月中旬に繁殖形質調査を行なっています。 繁殖形質調査では,メス1尾毎に卵の全重量が1g単位で計測され、卵重、孕卵数などを調査します。 繁殖形質調査の様子 今年の庄川サケは、過去に例のない程の不漁であることに加え、尾叉長 60cm未満の小型サケが多く確認されています。 昨年から、小型サケは、サンプリングし、研究機関に回析していただいていますが、今年は、昨年を遥かに上回る個体数をサンプリングしています。 小型サケ 複合的な要因があり、不漁や小型化の原因究明は、非常に困難なことかとは思いますが、全国各地で実施されている様々な調査、研究により、有効な具体的対策が迅速に講じられることを願うばかりです。 |
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posted at 2019/11/20(Wed) 16:30:26 | |
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