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2018/10 diary

2018/10/28
遡上系サクラマスの採卵

本日、午後2時半、南郷大橋周辺の水温は15.2℃でした。
庄川の状況は、水温がやや低下したものの、水位、濁りともに大きな変化はないので、
昨日の簗で捕れた、サクラマスの採卵風景を記述します。
遡上系サクラマスの採卵
体長66p、体重2.7kg雌
遡上系サクラマスの採卵
採卵の様子
遡上系サクラマスの採卵
採れた卵の状態
遡上系の卵は、庄川漁連で飼育しているサクラマスの卵よりも、
赤みがかった色をしています。
遡上系の雄は、簗で捕獲できなかったため、庄川漁連で飼育している雄を使い、
受精しました。
今回使用した雌はすでに河川にて産卵していたようです。
残りの卵を採取したため、卵の数は少なめです。
posted at 2018/10/28(Sun) 16:16:54
修正

2018/10/29
朝日町宮崎漁港にて耳石調査

本日は庄川漁連から職員2名が、朝日町宮崎漁港へ出向いて、
鮭の回帰親魚調査に協力しました。
当初は80尾の鮭の計測を行う予定でしたが、
鮭が不漁らしく、雄の検体、70尾での実施となりました。

朝日町宮崎漁港にて耳石調査
まずは、鮭1尾ずつにナンバリングを行い。
体長、体重、成熟度合を記録した後、鱗採取

朝日町宮崎漁港にて耳石調査
頭部を切断

朝日町宮崎漁港にて耳石調査
耳石の採取を行います。

作業は2時間ほどで、完了しましたが、鮭の不漁が気がかりでした。

今回の調査は、平成27年度まで実施された、さけます資源高品質化事業の放流効果を確認するための、回帰親魚効果調査で、高品質なさけ・ます資源の放流適地を把握するため、鮭親魚の耳石を調べ、放流地域を特定するための調査です。

庄川では、サケ稚魚の頭の脳の裏側にある、バランス器官である耳石という器官に標識を施した稚魚を放流しています。

耳石は日周輪を形成する器官で、刺激により、黒色化するという耳石の特性を利用し、卵期に温度変化による刺激を与えることで、耳石にバーコードの様な標識を施標します。

庄川では、2011年より毎年、標識を施したサケ稚魚を放流していますので、今回調査した回帰親魚に庄川のものが含まれている可能性もあります。
今後の調査結果が楽しみです。
posted at 2018/10/29(Mon) 16:07:51
修正

2018/10/31
遡上系サクラマスの採卵2

本日、午後4時の南郷大橋付近の水温は14.6℃でした。
一日通して、肌寒い天気でしたが、庄川漁連では、サケとサクラマスの採卵を行いました。
ヤナで捕獲し庄川ふ化場で畜養していた遡上系のサクラマスも採卵しました。

遡上系サクラマスの採卵2
体長65p、体重3.4kg

遡上系サクラマスの採卵2
サケと同様に、腹を裂き採卵します。

遡上系サクラマスの採卵2
3800粒の良質な卵が採れました。

今年は、サケも今のところ、あまり捕れていませんが、
サクラマスに関しても、ヤナでの捕獲は、2尾だけです。
これからの、漁獲が増えることを願うばかりです。
posted at 2018/10/31(Wed) 17:12:27
修正
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