2021/12/16 | |
サケ発眼卵放流 |
12/16、午前、庄川本川にて、サケの発眼卵放流を行いました。 河川放流量は毎秒約40トンで、15トンまで減水することを想定して、岸より5mほど離れた位置に、発眼卵を埋設していきました。 川底を掘る様子 浮石が多く、容易に掘ることが出来ましたが、なかなかの重労働です。 河床に枠を納める様子 川底を掘った後にステンレス製の枠を入れて、発眼卵が流出しないように、枠の周りや中から砂利や石を詰めて、そのあとに発眼卵を入れます。 昨年よりも、強固な枠を使ったので、水流の影響を受けづらくなりました。 枠の中に入れられた発眼卵 水流の影響を受けず、落ち着いた状態です。 卵の上に、石や砂利を積み上げ、埋めた後に枠を外して作業終了です。 今回は、この作業を10回程度行い、5万粒の卵を、50分で埋設できました。 無事、ふ化、生育してくれることを願うばかりです。 |
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posted at 2021/12/16(Thu) 12:05:03 | |
【修正】 |
2021/12/18 | |
銀世界 |
12/18、昨晩から雪が降り、朝から場内も銀世界となっています。 昨晩は、物凄い強風でしたが、大きな被害もなく、ホッとしています。 午前中、場内の気温計が-0.5℃となっています。 そこまで、沢山の積雪でもないですが、予想通り、雨による濁りがなくなってくれました。 場内に流入してくる湧水と河川水の混合水の水温は、午前中、9.2℃と低くなってくれたので、サケ飼育にとっては、恵みの雪となりました。 サケ飼育は、仔魚期に河川水をメインで使用しているため、天候や周辺環境の影響を大きく受けます。年末年始も気の抜けないところですので、サケ達に順調に生育してもらうためにも、尽力していきます。 |
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posted at 2021/12/18(Sat) 11:27:02 | |
【修正】 |
2021/12/23 | |
耳石温度標識後期群、施標開始 |
12/20に、サケ卵の発眼卵と死卵を選別する検卵作業を行い、耳石温度標識を施標するための耳石装置に発眼卵を収容し、水温変化のプログラムを開始しました。 収容された発眼卵 庄川では、サケ稚魚の頭の脳の裏側にある、バランス器官である耳石という器官に標識を施した稚魚を放流しています。 耳石は日周輪を形成する器官で、刺激により、黒色化するという耳石の特性を利用し、卵期に温度変化による刺激を与えることで、耳石にバーコードの様な標識を施したものが、耳石温度標識です。 2.10nHの耳石温度標識の施標温度変化プログラム 庄川においては、増殖戦略として、サケ稚魚の放流サイズを大きく(0.8g〜1.0g程度)、放流時期を遅く(3月中旬を過ぎないよう、2月下旬〜3月上旬中心に)できるよう、飼育、放流に取り組んでおります。 前期群には、2.8nHの耳石温度標識、後期群には、2.10nHの耳石温度標識を施標します。 収容から2日間の安息期間を経て、今朝から水温低下の刺激にて、施標が開始されます。 14℃の井戸水を4℃低下させ、10℃となっているか、プログラム通りに水温変化しているかをしっかり確認する必要があります。 大丈夫そうで、安心しました。 主に4年で回帰するサケ親魚の耳石をサンプリングし回析することで、増殖戦略の効果を探るための取り組みです。 12/30に施標が完了し、浮上槽へ収容予定ですが、まずは、停電などのトラブルなく、無事、施標が完了することを祈るばかりです。 |
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posted at 2021/12/23(Thu) 21:16:33 | |
【修正】 |
2021/12/31 | |
耳石温度標識魚、後期群 施標完了 |
12/20に、サケ卵の発眼卵と死卵を選別する検卵作業を行い、耳石温度標識を施標するための耳石装置に発眼卵を収容し、水温変化のプログラムを開始しました。 12/30、無事、施標が完了し、浮上槽への収容を行いました。 水温変化のデータも問題なく、安心しました。 収容された発眼卵 20尾ほど、ふ化した個体が確認されました。 庄川では、サケ稚魚の頭の脳の裏側にある、バランス器官である耳石という器官に標識を施した稚魚を放流しています。 耳石は日周輪を形成する器官で、刺激により、黒色化するという耳石の特性を利用し、卵期に温度変化による刺激を与えることで、耳石にバーコードの様な標識を施したものが、耳石温度標識です。 2.10nHの耳石温度標識の施標温度変化プログラムが完了 庄川においては、増殖戦略として、サケ稚魚の放流サイズを大きく(0.8g〜1.0g程度)、放流時期を遅く(3月中旬を過ぎないよう、2月下旬〜3月上旬中心に)できるよう、飼育、放流に取り組んでおります。 前期群には、2.8nHの耳石温度標識、後期群には、2.10nHの耳石温度標識を施標します。 浮上槽に収容された発眼卵 主に4年で回帰するサケ親魚の耳石をサンプリングし回析することで、増殖戦略の効果を探るための取り組みです。 これからふ化、浮上、飼育と放流まで長い道のりですが、尽力していきます。 |
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posted at 2021/12/31(Fri) 18:43:27 | |
【修正】 |
2022/01/04 | |
発眼卵放流地点の様子 |
雪も落ち着いたので、今日はサケの発眼卵を放流した場所を確認してきました。 水量の大幅な増減もなく、目印の石積みが健在で、 川底も安定している状況でした。 放流場所と石積み このまま増水や濁りが出ないよう、浮上時期を向えてくれることを願います。 新幹線橋下の様子 今日はまだ、護岸の工事が始まっておらず静かな工事現場でした。 新幹線橋下流の様子 午後3時の水温は5.8℃でした。 |
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posted at 2022/01/04(Tue) 16:23:20 | |
【修正】 |
2022/01/07 | |
令和3年度庄川サケ有効利用調査事前調査まとめ |
令和3年度庄川サケ有効利用調査のための事前調査において、サケ釣り調査員の皆様に提出していただいた報告書をまとめました。 昨年、サケ釣り調査実施期間中は天候が悪く、手がかじかむような寒い日もありましたが、調査に尽力いただき、貴重な釣果、データを集めていただきました。 本当にありがとうございました。 今回の調査結果は、HPの左バナー、増殖事業・報告をクリックいただき、中ほどにある 資料 令和3年度庄川サケ有効利用調査 事前調査まとめ (PDFファイル) より見ていただくことができます。 お手隙の際に、見ていただければ幸いです。 ↓↓↓令和3年度庄川サケ有効利用調査事前調査まとめ(pdfファイル)↓↓↓ 令和3年度庄川サケ有効利用調査事前調査まとめ(pdfファイル) 項目別に少しずつ、近況報告で紹介させていただきます。 |
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posted at 2022/01/04(Tue) 15:10:09 | |
【修正】 |
2021サケ釣り年齢組成 |
令和3年度(2021年)、庄川サケ有効利用調査のための事前調査の調査員の年齢組成について サケ釣り年齢組成 サクラマス竿釣り承認者の平均年齢(5年間まとめ) 平成30年(2018年)、アユ友釣り、毛針釣り年齢組成 令和3年度の庄川サケ釣り調査員の平均年齢は、49.8歳、年代では、40代が34.3%と最も多くを占めて、50代、30代と続きました。 参考までに、同年のサクラマス竿釣り承認者の平均年齢は、50.7歳であり、3年前のまとめで恐縮ですが、平成30年(2018年)のアユ友釣りでは、64.3歳、アユ毛針釣りでは、65.5歳となっていました。 |
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posted at 2022/01/05(Wed) 19:23:00 | |
【修正】 |
2021サケ釣り釣果 |
令和3年度(2021年)、庄川サケ有効利用調査のための事前調査の釣果について 2021サケ釣り日別釣果、調査時間、調査人数、釣れ具合 日別釣果 全体の釣果尾数は、♀210尾、♂232尾で合計442尾であった。 調査期間は、10/28〜12/2のうち31日間。 調査実施日は、必ず釣果があった。(数値なしは未実施日) 11/15など、雨による影響で濁りが出た日など、天候や水量が釣果に影響を与えている。 日別調査時間、調査人数 全体の調査時間:1673.5h、全体の調査人数:348人 1人1日5hとすると、のべ人数は、335人で、1人1.32尾の釣果であった。 (多い方では、1人1日5hで8尾の釣果) 日別釣れ具合(1尾に要した調査時間,1時間あたりの釣果尾数) 1尾釣るのに要した時間は、全体で3.8h、1時間あたりの釣果尾数は、0.26尾であった。 2021サケ釣り旬別釣果、釣れ具合 旬別では、11月中旬の196尾が最も多く、釣れ具合においても、1尾に要した調査時間が3.1時間、1時間あたりの釣果尾数0.33尾と11月中旬が最も良かった。 12月上旬の調査は、12/1、2の二日間のみで、みぞれ、強風の天候が悪い中、増水もしている状況であったので、釣れ具合に影響を及ぼしている。 2021サクラマス竿釣り釣れ具合 同年のサクラマス竿釣りの釣れ具合としては、1尾釣るのに137.2時間、1時間あたりの釣果尾数としては、0.007尾となっている。 単純にサケ釣りと比較することはできないが、サケ釣りは、サクラマス釣りよりは少ない努力量で釣果を得られると言える。 庄川のサケ釣りとしての釣れ具合は、調査範囲、調査員を絞った事前調査という形においても、調査実施中の他河川と比較しても遜色ない釣れ具合と考えられる。 調査範囲や人数において、検討が必要だが、庄川においても、サケ釣りが成立すると考えられる。 |
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posted at 2022/01/07(Fri) 18:42:57 | |
【修正】 |
2022/01/09 | |
川袋鮭漁業生産組合 |
1/8、秋田県にかほ市にあります川袋鮭漁業生産組合のふ化場を見学させていただきました。 サケ稚魚が浮上し始め、検卵作業も行なっている忙しい中、見学の時間を割いていただきました。 飼育水は、10℃の湧水を引き込み、豊富で綺麗な水を使用されています。 標語にあるように、できる限りサケ稚魚に負担をかけないよう、ソフトハンドリング作業を心がけておられ、施設や設備も工夫されていました。 庄川養魚場においても、参考になることが多く、今後の飼育管理に活かしていきます。 |
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posted at 2022/01/09(Sun) 16:48:45 | |
【修正】 |
2022/01/14 | |
サケ飼育開始はもう少し |
場内で飼育しているサケ、採卵が早いものは、ふ化してから1ヶ月以上経過しており、毎日の水温を足した積算温度では、750℃前後です。 さいのう(お腹の栄養の袋)が残っているうちは、暗い所でじっとしており、餌はまだ食べません。積算温度900℃程で、さいのうの吸収を終え、浮上して泳ぎ始めて餌を食べ始めますが、雪の影響で、飼育水温が低く、浮上までは、後10日以上かかりそうです。 採卵終盤のものは、まだふ化していない卵の状態のものもいます。 こちらは、浮上するのは、2月下旬や3月に入ってからになりそうです。 雪が多く、寒い毎日が続きますが、大切に育てていきます。 |
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posted at 2022/01/14(Fri) 16:35:02 | |
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