2020/12/17 | |
ALC施標完了 |
12/17、前日から行なっていたサケ発眼卵へのALC溶液での施標が完了しました。 左:ALC溶液での施標卵 右:通常卵 24時間浸漬させたので、しっかり色がついています。 山葡萄のように赤紫色になりました。 表面の色は抜けていきますが、耳石にはしっかり色が残るようです。 新しい手法で、試しに発眼卵の埋設を行なってみました。 結果は良好でしたので、天候や増水が心配ですが、12/21、22に予定している発眼卵放流が滞りなくできることを願うばかりです。 |
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posted at 2020/12/17(Thu) 18:00:27 | |
【修正】 |
2020/12/16 | |
さけ・ますふ化放流抜本対策事業 |
2年前より庄川では、さけ・ます資源回復推進事業のさけ・ますふ化放流抜本対策事業として、サケ卵の発眼卵放流を行っており、本年度も続けて、発眼卵放流を行います。 12/16、発眼卵放流の回帰率を推定するためのアリザリンコンプレクソン(ALC)標識を施す作業を行いました。 ふ化槽2列に約54万粒の発眼卵を収容しました。 200ppmとなるよう調整したALC溶液を流し込みます。 赤紫色でバスクリンのようなイメージです。 ポンプ循環で24時間浸漬させます。 庄川では平成23年度(2011年度)より耳石にバーコード状の温度標識を施標して稚魚放流を行っていますが、ALC溶液による施標では耳石に蛍光顕微鏡で確認できる色のリングができるようです。 施標した発眼卵は、旧日本海区水産研究所、富山県水産研究所の皆さんと12月21日、22日に重機を使用し、溝を造成した場所へ放流を行う予定となっております。 昨晩から増減が激しい状況が続いていますが、当日は、増水なく、天候にも恵まれ、作業が滞りなく進むことを願っています。 |
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posted at 2020/12/16(Wed) 19:18:18 | |
【修正】 |
2020/12/14 | |
発眼卵埋設のための溝造成 |
2年前より庄川では、さけ・ます資源回復推進事業のさけ・ますふ化放流抜本対策事業として、サケ卵の発眼卵放流を行っており、本年度も続けて、発眼卵放流を行います。 2年前、昨年は、学生さんを集めて、塩ビパイプを用いた直まき放流を行っていましたが、今年度は、発眼卵放流数を増大、経費面でも削減できないかと重機を使用して、溝を造成し、埋設する手法を行う予定です。 12/14、南郷大橋上流部右岸側にて、重機にて掘削し、溝の造成を行いました。 川から離れた右岸寄りでは、15時の河川水温が10.1℃に対して、14.8℃と高かったため、少し川に近い場所で掘削したところ、11.6℃と水温的には、良い場所が見つかりました。 7月の増水の際に、堆積したものには、砂が多く、掘削してから程良い大きさの砂利を入れてやるなど、調整が必要です。 工事は明日以降も続きますので、サケの育成に適した環境を整えれるようにしていきたいです。 発眼卵放流の回帰率を推定するためのアリザリンコンプレクソン(ALC)標識を施す作業を12/16に行い、12/21、22に埋設する予定となっています。 |
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posted at 2020/12/14(Mon) 18:16:18 | |
【修正】 |
2020/12/13 | |
ヤナ撤去 |
本日は、朝から雨が降り、肌寒い日でした。 サケ捕獲のためのヤナの撤去、運搬作業が進められました。 明日の夜から雪の予報となっています。 沢山積もりすぎると大変ですが、サケの飼育には、少し積もるくらい降って欲しいところです。 |
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posted at 2020/12/13(Sun) 21:04:45 | |
【修正】 |
2020/12/10 | |
サケ自然産卵 |
今シーズンは、台風や大きな増水などがなく、安定してサケが捕獲できましたが、ヤナを乗り越えた個体が少ないように感じていました。 水温計測に行くと、自然産卵後に斃死したサケ親魚が確認されました。 役目を終え、力尽きたサケを見ると感慨深い想いになります。 自然産卵の卵も無事、ふ化し、生育してくれることを願うばかりです。 |
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posted at 2020/12/08(Tue) 18:33:43 | |
【修正】 |
2020/12/08 | |
場内、強い濁り |
庄川におけるサケの仔魚管理は、河川水を場内へ引き込み、飼育水としています。 ここ数年、冬季代かき不耕起乾田直播栽培が増加しており、現在、代かき作業のため、河川水が強く濁っている状況です。 強い濁りのため、河川水を抑えている状況で、場内の水温が13℃〜14℃で推移していますが、収容卵も増えてきているので、水温を低下させるためにも、多少の濁りは覚悟の上で、流入させる必要があります。 引き込む河川水は、10℃前後ですので、湧水、井戸水との混合水で、場内の水温は、11℃〜12℃まで低下するかと思います。 乾田直播栽培についてリンク http://www2.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/1009963.pdf 飼育水のメインが河川水でありますので、雨が降ると濁りが出て心配ですが、サケの飼育にとっては、早く雪が降って、水温が下がり、濁りも落ち着いて欲しいところです。 |
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posted at 2020/12/08(Tue) 18:23:41 | |
【修正】 |
サケ捕獲、採卵終了 |
朝は冷え込む日も増え、冬を感じる今日この頃てすが、庄川においては、12/6でサケの捕獲が終了し、本日、12/8でサケの採卵も終了となりました。 捕獲尾数については、合計9,680尾と過去に例のない不漁であった昨年の5,423尾からみると増加しましたが、過去10年間(H22〜R1)の平均は19,896尾ですので、 平年比の半分以下の捕獲尾数となっています。 採卵については、採卵数、10,137千粒と計画数である9,000千粒を達成することができました。 場内への収容卵数に限りがりますので、無理なきよう収容できる分を収容し、余剰分は、発眼卵放流群に追加する形で調整できればと考えています。 700万粒〜720万粒を場内へ収容、600万〜650万尾の稚魚放流を目標として、これからの卵管理、仔魚管理に尽力していきます。 |
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posted at 2020/12/08(Tue) 18:02:21 | |
【修正】 |
2020/12/06 | |
サケの卵管理 |
今日は、午前中にサケの検卵作業、 午後からは、サケの発眼卵を収容する池造り。 池に、発眼卵を収容する作業と、卵管理のピークが迫りつつあります。 そして、簗場から今季最後の、サケの受け取りもありました。 池に納められた発眼卵 発眼卵を収容した池に蓋板をかける作業 今日、受け取ったサケの親魚は、8日に最後の採卵をして、 卵管理が主な作業となります。 南郷大橋を上流から見た様子 午後3時、庄川の水温は12.3℃でした。 |
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posted at 2020/12/06(Sun) 16:47:12 | |
【修正】 |
2020/12/05 | |
北日本新聞、サケ不漁について |
12/5、北日本新聞にサケ不漁についての記事が掲載されていました。 記事にもあるように、サケ捕獲尾数は昨年よりは、増加したものの、平年比では、少なく、低水準となっています。 庄川においては、12/6まで捕獲を行いますが、ふ化放流に必要な種卵は確保されたものの、捕獲尾数は、1万尾に届かないことが、予測されます。 今後、サケ資源を維持していくためにも、より良い増殖手法を模索し、尽力していきたいと考えています。 |
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posted at 2020/12/05(Sat) 17:21:47 | |
【修正】 |
2020/11/28 | |
サケ発眼卵への耳石温度標識 |
11/27,28とサケ卵の発眼卵と死卵を選別する検卵作業を行いました。 この発眼卵には、耳石温度標識の施標を行います。 収容の様子 庄川では、サケ稚魚の頭の脳の裏側にある、バランス器官である耳石という器官に標識を施した稚魚を放流しています。 耳石は日周輪を形成する器官で、刺激により、黒色化するという耳石の特性を利用し、卵期に温度変化による刺激を与えることで、耳石にバーコードの様な標識を施したものが、耳石温度標識です。 温度変化のプログラム 庄川においては、サケ稚魚の飼育密度が回帰に与える影響を調査するため、高密度区に2.4nHの耳石温度標識、低密度区に2.6nHの耳石温度標識と異なる標識を施標して放流します。 更に、今年度から、放流時期による回帰率の影響も調査するため、後期群では、高密度区に2.8nHの耳石温度標識、低密度区に2.10nHの耳石温度標識を施標します。 顕微鏡で確認される耳石温度標識(写真は2,1,2H) 主に4年で回帰するサケ親魚の耳石をサンプリングし回析することで、より良い増殖手法を探ろうという取り組みです。 また、昨年度から取り組んでいる場内からの流下放流についても、放流尾数を増やし、標識を施した稚魚を放流することで、その効果も調査できればと、放流計画にて、検討中です。 先は長いですが、4年後に多くのサケ親魚が帰ってきて、調査結果より、庄川のサケにとってより良い増殖手法の選定に繋がればと尽力しています。 |
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posted at 2020/11/28(Sat) 17:59:19 | |
【修正】 |
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