2021/01/06 | |
無給餌場内流下放流群、ふ化終盤 |
1/6、無給餌場内流下放流群がふ化終盤を迎えています。 積算温度450℃を越えてから一気にふ化し、480℃までにピークを迎え、500℃を超えるとほぼふ化が完了します。 発眼卵はスリットの入った盆の上に乗っており、ふ化したものは、スリットを抜けて下に落ちて、4層のリングの中で安静にしています。 不受精卵や死卵は盆の上に残ります。 500℃を超えてほぼふ化が完了した盆 残った不受精卵や死卵を盆から除去して、盆も除去して、浮上まで蓋板で光が入らないようにして、安静にさせます。 浮上槽1槽に9万〜10万粒の発眼卵を収容していますが、盆に残った不受精卵、死卵は500粒〜1,000粒と高いふ化率となっています。 ここから浮上するまでは、大きな刺激を与えず、安静にさせることが重要です。 人が触れず、中がどうなっているかは、水面の状況や流れなどで、推察するしかないことと、河川水をメインで飼育水としているので、水温が高い場合や濁りがある場合、対処のしようがないことなど、もどかしい時期でもあります。 12/30、31、1/1と雪ではなく雨が降り、強い濁りがあり心配していましたが、年明けから積雪があり、濁りが落ち着き、水温も低く推移してくれています。 無事、浮上してくれることを願うばかりです。 |
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posted at 2021/01/06(Wed) 18:56:06 | |
【修正】 |
2021/01/05 | |
無給餌場内流下放流群、ふ化ピーク |
1/5、2回のALC施標作業を行い、浮上槽へ収容した無給餌場内流下放流群ですが、ふ化のピークを迎えています。 浮上は2月下旬から3月上旬の予定で、浮上したものから、飼育せずに場内より流下放流となります。 無事、浮上まで生育し、降河してくれること、4年後回帰してくれることを心から願っております。 |
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posted at 2021/01/05(Tue) 17:39:18 | |
【修正】 |
2020/12/30 | |
ALC、2回目の施標完了 |
12/30、2回目の施標作業を行なっている無給餌場内流下放流群ですが、無事作業が完了し、浮上槽へ収容しました。 浮上は2月下旬から3月上旬の予定で、浮上したものから、飼育せずに場内より流下放流となります。 無事、浮上まで生育し、降河してくれること、4年後回帰してくれることを心から願っております。 |
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posted at 2020/12/30(Wed) 19:55:30 | |
【修正】 |
2020/12/29 | |
ALC標識施標2回目-無給餌場内流下放流群 |
12/29、2回目のサケ無給餌場内流下放流群のためのアリザリンコンプレクソン(ALC)標識を施す作業を行いました。 通常のサケ稚魚放流では、給餌し、大きくしてから、トラックへ積み込み、本川へ輸送放流しています。 庄川ふ化場の排水はいくつかの支流を経て、庄川へつながっているので、場内から流下放流したものが、庄川、海へ行き、親魚として回帰してくれれば、積み込み、トラック輸送にかかる労力、経費を削減できます。 省コストだけでなく、トラック輸送によるストレスもなくなりますし、回帰親魚が場内まで戻ってきてくれる可能性もあるので、楽しみです。 ふ化槽に発眼卵を収容し、200ppmとなるよう調整したALC溶液を流し込みます。 赤紫色でバスクリンのようなイメージです。 ポンプ循環で24時間浸漬させます。 ALC溶液による施標では耳石に蛍光顕微鏡で確認できる色のリングができますが、発眼卵放流では1回施標で1つのリング、無給餌場内流下放流群は、間を開けて、2回施標し、2つのリングが確認できるようになるため、識別が可能となります。 浮上し、流下するのは、3月に入ってからなので、それまで、滞りなく生育し、放流できること、4年後の回帰親魚から良い結果が得られることを心より願っています。 |
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posted at 2020/12/29(Tue) 18:14:31 | |
【修正】 |
2020/12/27 | |
サケ検卵機修理 |
庄川養魚場のサケ卵管理は終盤戦を迎えており、年内には完了する予定となっています。 しかし、まだまだ検卵作業が残っているところで、良卵と死卵を選別するための検卵機が急に調子が悪くなってしまいました。 死卵を弾くベロの動きが不安定で選別ができていない状態となりました。 急遽、業者の方に修理をしていただきました。 症状が出たり出なかったりと原因がなかなか掴めないところでしたが、タイミング良く症状が出てくれて、死卵を判断して信号を出している部品に不具合があることが判明しました。 部品交換をしたところ、正常に作動してくれるようになりました。 人が手作業で行うと1日はかかってしまう10万粒の検卵を20分〜30分でできるので、1,000万粒の卵を処理する庄川養魚場では、必要不可欠な検卵機です。 庄川養魚場で一番の働き者と言っても、過言ではありませんね 庄川サケふ化放流事業では、毎年、毎年、予期せぬ様々な苦難が押し寄せますが、関係各所の皆様のお陰で、なんとかやっていけています。 今シーズンもこれから仔魚管理、飼育となりますが、気を引き締めて作業し、健康で元気な稚魚を放流できるよう、尽力していきます。 |
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posted at 2020/12/24(Thu) 18:25:57 | |
【修正】 |
2020/12/23 | |
サケ捕獲のためのヤナ、原状回復検査 |
12/23、10時より、サケ捕獲のためのヤナの原状回復検査を国土交通省大門出張所の方々にしていただきました。 朝から天気良く、気持ちの良い日となりました。 15時、射水市広上地先の河川水温は、7.6℃、発眼卵放流地点は、8.1℃となっています。 23日15時30分の庄川河川放流量は、毎秒約70トンです。 16時から約70トン、19時から約30トンの予定です。 24日は0時から毎秒約30トン、10時から約70トン、 19時から約30トンの予定です。 |
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posted at 2020/12/23(Wed) 17:50:32 | |
【修正】 |
2020/12/22 | |
無給餌流下放流ALC施標 |
12/22、先日の発眼卵放流に引き続き、サケ無給餌場内流下放流群のためのアリザリンコンプレクソン(ALC)標識を施す作業を行いました。 通常のサケ稚魚放流では、給餌し、大きくしてから、トラックへ積み込み、輸送放流しています。 庄川ふ化場の排水はいくつかの支流を経て、庄川へつながっているので、場内から流下放流したものが、庄川、海へ行き、親魚として回帰してくれれば、トラック輸送、飼育にかかる経費を削減できます。省コストだけでなく、トラック輸送によるストレスもなくなりますし、回帰親魚が場内まで戻ってきてくれる可能性もあるので、期待しています。 200ppmとなるよう調整したALC溶液を流し込みます。 赤紫色でバスクリンのようなイメージです。 ポンプ循環で24時間浸漬させます。 ALC溶液による施標では耳石に蛍光顕微鏡で確認できる色のリングができますが、発眼卵放流では1回施標で1つのリング、今回は、年末にもう一度施標して、2つのリングが確認できるようにするため、識別が可能となります。 浮上し、流下するのは、2月下旬頃なので、それまで、滞りなく生育し、放流できること、4年後の回帰親魚から良い結果が得られることを心より願っています。 15時、射水市広上地先での河川水温は、7.4℃、発眼卵放流地点は、8.1℃となっています。 |
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posted at 2020/12/22(Tue) 20:02:04 | |
【修正】 |
2020/12/21 | |
発眼卵放流B |
12/21、冬至は、1年のうちで最も日が短く、夜が長い日です。 久しぶりに天気良く、雪も随分と溶けました。 本日は、3日目の発眼卵放流を行いました。 旧日本海区水産研究所の皆さんも一緒に行っていただき、作業も早く、順調に埋設することができました。 正確な発眼卵放流の内訳は、 親司川 無標識10千粒 本川 無標識30千粒 造成場所 施標卵540千粒、無標識784千粒、合計1324千粒 総合計1364千粒となりました。 浮上時期が楽しみです。 |
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posted at 2020/12/21(Mon) 17:47:08 | |
【修正】 |
2020/12/20 | |
発眼卵放流A |
12/20、朝から雪が降る中、昨日に引き続き、発眼卵放流を行いました。 昨日同様、河川放流量は、午前中のみ毎秒約20トンで作業ができました。 昨日と今日で、約900千粒の発眼卵の埋設が完了しました。 明日、予定している全ての発眼卵を埋設した場合、施標卵540千粒、無標識824千粒で合計1364千粒となります。 明日は、残り400千粒前後の埋設を行う予定となっています。 明日も安全に作業できればと思います。 20日15時30分の庄川河川放流量は、毎秒約60トンです。 15時から約60トン、20時から約20トンの予定です。 21日は0時から毎秒約20トン、10時から約60トン、 19時から約20トンの予定です。 |
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posted at 2020/12/20(Sun) 18:13:50 | |
【修正】 |
2020/12/19 | |
発眼卵放流実施 |
12/19、昨晩から水量が毎秒約20トンまで減水してくれたので、条件が良いうちに、予定より早く発眼卵放流を行いました。 19日7時0分の庄川河川放流量は、毎秒約20トンです。7時から約20トン、 9時から約60トン、22時から約20トンの予定です。 9時から60トンの放流となり、南郷大橋周辺では、12時には増水となる予測だったので、時間に余裕がない状況でしたが、施標した54万粒を約2時間で埋設することができ、施標のない発眼卵も20万粒ほど埋設することができました。 塩ビ管を使用した通常の発眼卵放流と比較すると作業時間は大幅に削減できました。 密度は高くなってしまいますが、生残、回帰にどう影響するのか、これから合わせて調査していきます。上手くいってくれていることを願います。 |
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posted at 2020/12/19(Sat) 14:14:02 | |
【修正】 |
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