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category : サケ

2021/02/12
サケ稚魚、飼育順調

サケ稚魚、飼育順調

サケ稚魚の飼育量がピークを迎えています。

サケ稚魚、飼育順調

天気良く、気温が上がると、飼育水温も上昇し、サケ稚魚も活発に餌を食べてくれます。

サケ稚魚、飼育順調

飼育開始当初は、大雪もあり、飼育水温が低く、生育が鈍化していましたが、現在は、餌食いも泳ぎも良く、調子が良さそうです。
できる限り大きく元気な稚魚を放流できるよう、尽力していきます。
posted at 2021/02/12(Fri) 19:23:25
修正

2021/02/16
耳石温度標識A場内流下放流


本日は、強風の中、養魚場内の飼育池から、耳石温度を施標したサケ稚魚の流下放流を行いました。

耳石温度標識A場内流下放流

飼育池、下流部のスクリーン、堰板を外し、排水路へと放流されます。
場内から親司川、鴨川を抜けて、和田川、庄川本川を経て、海へ降下します。

耳石温度標識A場内流下放流

通常の放流では、トラックに積み込み、庄川本川へ、輸送放流するところですが、流下放流では、積み込み、輸送によるサケ稚魚への負担が軽減され、サケ稚魚が降下したいタイミングで自然に降下してくれるのを待ちます。

耳石温度標識A場内流下放流

富山県、庄川のサケ資源は減少傾向ですので、少しでもサケ稚魚の負担を軽減できるよう、放流手法を改善していければと考えています。
posted at 2021/02/16(Tue) 12:42:17
修正

2021/02/18
サケ稚魚流下放流

今日は、庄川本川へサケ稚魚を輸送放流する予定でしたが、悪天候と積雪を考慮して、養魚場内からの、流下放流に、変更することとなりました。

サケ稚魚流下放流
稚魚の池揚げの様子

サケ稚魚流下放流
計量の様子

サケ稚魚流下放流
ザルで移動し、排水へ下ろす様子

3月中旬まで、サケ稚魚放流は続きますが、天候、積雪が落ち着いてくれることを願うばかりです。
posted at 2021/02/18(Thu) 16:43:50
修正

2021/02/19
発眼卵放流場所、サケ稚魚増加

本日は、昨日までの大雪が嘘のように、天気良く、立山連峰も綺麗に見え、春を感じる穏やかな日となりました。

発眼卵放流場所、サケ稚魚増加

河原の積雪は多く、30cm前後でしたが、ダットサントラックでなんとか入って行けました。

15時、射水市広上地先の河川水温は、6.6℃、発眼卵放流場所の水温は、6.0℃となっています。

発眼卵放流場所、サケ稚魚増加

発眼卵放流場所においては、サケ稚魚の姿が多く見られるようになってきました。
予測積算温度は824℃ですが、発眼卵放流場所は伏流水が豊富で場所により、水温に差があるので、早く浮上した個体が見られるようになったものと思われます。

浮上を迎える積算温度900℃には、3/2に到達すると予測されていますので、今後も定期的に観察し、3/2以降に発眼卵と一緒に埋設したバイバートボックスを回収する予定です。

発眼卵放流場所、サケ稚魚増加

19日14時40分の庄川河川放流量は、毎秒約70トンです。
15時から約70トン、22時から約40トンの予定です。
20日は0時から毎秒約40トンの予定です。
posted at 2021/02/19(Fri) 19:04:57
修正

2021/02/24
サケ稚魚場内無給餌流下放流

明日は、サケ稚魚の輸送放流を予定しています。
その放流に合わせて、2月25日より、積算水温880℃前後でサケ稚魚の場内無給餌流下放流を開始する予定です。

サケ稚魚場内無給餌流下放流
場内より無給餌で放流されるサケ稚魚、体長4.0cm〜4.5cm、平均体重は、0.355g。

通常のサケ稚魚放流では、給餌し、大きくしてから、トラックへ積み込み、輸送放流しています。庄川養魚場においては、昨年度から無給餌での流下放流を実施し、今年度は、飼育魚も流下放流していますが、この放流では、浮上槽から無給餌で、そのまま流下放流します。

明日の放流に向けて、サケ稚魚の負担を減らすため、高低差を調整しました。
サケ稚魚場内無給餌流下放流
調整前

サケ稚魚場内無給餌流下放流
調整後

庄川ふ化場の排水はいくつかの支流を経て、庄川へつながっているので、場内から流下放流したものが、庄川、海へ行き、親魚として回帰してくれれば、トラック輸送、飼育にかかる経費を削減できます。
省コストだけでなく、トラック輸送によるストレスもなくなりますし、回帰親魚が場内まで戻ってきてくれる可能性もあるので、楽しみです。
浮上槽から直接の場合では、飼育によるコスト、労力も削減できますが、給餌しないため、サイズは、小さいままでの放流になるので、回帰にどう影響するのか知りたいところです。

サケ無給餌場内流下放流群には、アリザリンコンプレクソン(ALC)標識が施標されています。
ALC溶液による施標では耳石に蛍光顕微鏡で確認できる色のリングができますが、発眼卵放流では1回施標で1つのリング、場内無給餌流下放流群には、2回施標で2つのリングが確認できるようになっているため、識別が可能となっています。

4年後の回帰親魚から良い結果が得られることを心より願っています。
posted at 2021/02/24(Wed) 16:46:16
修正

2021/02/25
サケ稚魚放流日和

今日は、庄川本川での3回目のサケの稚魚放流が行われました。
前回は大雪で養魚場内から流下放流になりましたが、
今回は晴天で、放流に適した日となりました。

サケ稚魚放流日和
サケ稚魚池上げの様子

サケ稚魚放流日和
計量の様子

サケ稚魚放流日和
放流の様子

庄川の水温は朝の気温低下の影響もあり午前10時半で、
6.0℃でした。
posted at 2021/02/25(Thu) 12:30:16
修正

2021/02/28
サケ稚魚無給餌場内流下放流

サケ稚魚無給餌場内流下放流

サケ稚魚無給餌場内流下放流群
2/25、浮上槽のスクリーンを外して、放流開始となりました。

サケ稚魚無給餌場内流下放流
浮上槽3槽に各9万粒、合計27万粒の発眼卵(ALC2重リング標識施標)を収容しました。
孵化率も高く、仔魚期に大きな問題も無かったので、26万尾以上は、稚魚となって浮上してくれるものと思われます。
浮上したものから順次流下していきますので、しばらくこのまま放置します。

無事、海まで辿り着き、3,4年後には、また場内に戻ってきて欲しいです。
posted at 2021/02/25(Thu) 19:16:36
修正

2021/03/01
サケ飼育池面数 場内無給餌流下放流

サケ飼育池面数 場内無給餌流下放流
現在、サケの飼育池面数は21面、3月2日に池出しを2面を行う予定なので、一時的に最大飼育面数は、23面となります。

現在、サクラマス、ニジマスの飼育池もあるので、使用する飼育水量が多い状況ですが、これから、3日に耳石温度標識の流下放流で7面、4日に県買上げ放流で4面と3月中旬までに、順次放流し、サケ稚魚は場内から少なくなっていきます。

これから3月中旬の放流完了までに出来るだけ大きく、健康な稚魚を放流することが重要ですので、もう一踏ん張りです。

サケ飼育池面数 場内無給餌流下放流 サケ飼育池面数 場内無給餌流下放流

2月25日から流下放流開始した、無給餌流下放流群ですが、順調に流下してくれています。
3月1日の積算温度は、920.7℃となっていますが、浮上槽を少し覗くとまだ中にサケ稚魚が確認されました。
またしばらく様子を見ていきます。
posted at 2021/03/01(Mon) 16:59:42
修正

2021/03/02
サケ飼育池面数最大

本日、午前中は、強風と雨で、池の清掃作業、給餌作業もままならない時間帯もありましたが、午後からは落ち着きました。

サケ飼育池面数最大

サケ飼育池面数最大

午後は、ぐっと気温が下がり、雪の降る時間帯もありました。
午後からの池出しで、無給餌流下放流を行っている浮上槽以外の全ての浮上槽の池出しが完了し、サケ稚魚の飼育池面数23面と今シーズン最大の飼育量となっています。

サケ飼育池面数最大

今シーズンは600万尾前後のサケ稚魚の放流を予定しており、1月下旬からこれまでに半数近くを放流し、現在約300万尾を飼育中です。
明日、3/3は、耳石温度標識3区分目として、約100万尾を流下放流し、3/4にも放流を予定しているので、場内のサケ稚魚はどんどん放流されていきます。

サケ稚魚が場内から減っていくのは寂しい思いですが、海水温が高くなりすぎる前に放流する必要があり、これから3月中旬の放流完了までの2週間前後でどれだけ大きく健康に放流できるかが重要ですので、3,4年後に多くのサケか庄川へ帰って来てくれるよう、もう少しが頑張ります。
posted at 2021/03/02(Tue) 21:44:41
修正

2021/03/03
耳石温度標識3区分目、場内流下放流

本日は、養魚場内の飼育池から、耳石温度を施標したサケ稚魚の流下放流を行いました。

耳石温度標識3区分目、場内流下放流

飼育池、下流部のスクリーン、堰板を外し、排水路へと放流されます。
場内から親司川、鴨川を抜けて、和田川、庄川本川を経て、海へ降下します。
夕刻に作業を行いましたので、夜のうちに大部分は降河してくれるものも思われます。

耳石温度標識3区分目、場内流下放流

通常の放流では、トラックに積み込み、庄川本川へ、輸送放流するところですが、流下放流では、積み込み、輸送によるサケ稚魚への負担が軽減され、サケ稚魚が降下したいタイミングで自然に降下してくれるのを待ちます。

耳石温度標識3区分目、場内流下放流
富山テレビさんに流下放流の様子を取材していただきました。
明日は、サケ稚魚の様子を流程の川へ潜って撮影するとのことで、頭が下がります。
5日、金曜日に夕方のニュースで放送予定と伺っています。

富山県、庄川のサケ資源は減少傾向ですので、少しでもサケ稚魚の負担を軽減できるよう、放流手法を改善していければと考えています。

耳石温度標識について
庄川では、サケ稚魚の頭の脳の裏側にある、バランス器官である耳石という器官に標識を施した稚魚を放流しています。
耳石は日周輪を形成する器官で、刺激により、黒色化するという耳石の特性を利用し、卵期に温度変化による刺激を与えることで、耳石にバーコードの様な標識を施したものが、耳石温度標識です。

庄川においては、サケ稚魚の飼育密度が回帰に与える影響を調査するため、高密度区に2.4nHの耳石温度標識、低密度区に2.6nHの耳石温度標識と異なる標識を施標して放流します。
更に、今年度から、放流時期による回帰率の影響も調査するため、後期群(本日、3/3放流群)では、高密度区に2.8nHの耳石温度標識、低密度区に2.10nHの耳石温度標識を施標しています。
posted at 2021/03/03(Wed) 18:21:19
修正
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