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category : サケ

2020/11/15
サケ採卵ピーク

サケの捕獲尾数は、例年と比較すると少ないものの、庄川養魚場では、サケ採卵のピークを、迎えています。

サケ採卵ピーク

11/15、314尾の♀サケより865千粒を採卵しました。

サケ採卵ピーク

サケ採卵ピーク

ふ化槽は半分くらい埋まってきていますが、目標までは、まだまだなので、これからの遡上に期待して、少しでも多くの採卵ができるように尽力していきます。
posted at 2020/11/15(Sun) 17:52:40
修正

2020/11/17
サケ自然産卵後の斃死魚

11/17、庄川支流鴨川、河口より5.4km地点にあるヤナを乗り越え、産卵した後のサケ親魚♀が、確認されました。

サケ自然産卵後の斃死魚

庄川では、本川、支流、共にヤナを乗り越え、上流域で産卵した親魚の調査を行なっております。

サケ自然産卵後の斃死魚
尾叉長 62.0cm、体重2.03kg、♀

今回確認された個体は、比較的新しく、斃死後5日前後と思われます。
産卵のため、川底を掘り、尾鰭がボロボロで白くなっています。
鴨川は、水草や藻が多く、川底も砂や泥が溜まっており、産卵には厳しい状況ですが、例年、サケも産卵床も確認されますので、無事産卵できていることを願うばかりです。

〜注意〜
内水面(河川、湖沼、用水等)におけるサケの採捕は、水産資源保護法及び富山県内水面漁業調整規則により、通年禁止されています。このため、採捕許可を受けていない者が、これらの区域でサケ及びサクラマスを採捕すると罰せられます。
斃死した個体においても同様ですので、特別採捕許可を得て、捕獲を行っています。

参考URL
富山県> 組織別案内 > 農林水産部 水産漁港課 > サケ及びサクラマス採捕の禁止について
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1615/kj00005838.html

◯内水面(河川、湖沼、用水等)におけるサケの採捕は、水産資源保護法及び富山県内水面漁業調整規則により、通年禁止されています。
 また、サクラマスの採捕は、富山県内水面漁業調整規則により、8月1日から12月31日まで禁止されています。

○ 河口付近の海面(別図に示す区域)におけるサケの採捕は、富山県漁業調整規則により、10月1日から12月31日まで禁止されています。

○ このため、採捕許可を受けていない者が、この期間にこれらの区域でサケ及びサクラマスを採捕すると罰せられます。
(増殖事業実施機関とその従事者以外には採捕を認めていません。)

罰則

○ 内水面におけるサケの採捕禁止規定に違反した者は、水産資源保護法第37条により罰せられます。
(1年以下の懲役、50万円以下の罰金、拘留又は科料)
○ 内水面におけるサクラマスの採捕制限規定に違反した者は、富山県内水面漁業調整規則第40条により罰せられます。
(6月以下の懲役若しくは10万円以下の罰金、又は併科)
○ 河口付近の海面におけるサケの採捕制限規定に違反した者は、富山県漁業調整規則第55条により罰せられます。
(6月以下の懲役若しくは10万円以下の罰金、又は併科)
posted at 2020/11/17(Tue) 18:03:10
修正

2020/11/18
サケ繁殖形質調査

例年、庄川では、10月下旬から12月上旬の5旬において、旬毎に、回帰したサケ、雌50尾、雄50尾をサンプリングし、尾叉長 、体重計測、鱗、耳石採集を行なっています。

サケ繁殖形質調査
尾叉長 、体重計測、鱗採取の様子

また、繁殖形質としてメス親魚の卵径および孕卵数が日本各地の水系で調査されています。
庄川においても、例年、遡上のピークである11月中旬に繁殖形質調査を行なっています。
繁殖形質調査では,メス1尾毎に卵の全重量が1g単位で計測され、卵重、孕卵数などを調査します。

サケ繁殖形質調査

サケ繁殖形質調査

本日は、富山テレビさんにちょうど繁殖形質調査の様子を取材していただき、本日の18時のニュースで放送していただけるようです。
時間がある方は、ご覧いただけると幸いです。
posted at 2020/11/18(Wed) 16:01:22
修正

2020/11/19
富山テレビさんのニュース

富山テレビさんに、サケの繁殖形質調査の様子をニュースにしていただきました。

富山テレビさんのニュース

選別、採卵の様子たけでなく、魚体測定、鱗採取、耳石採取と普段なかなか見ることができない作業の様子を上手くまとめていただき、感謝です。

富山テレビさんのニュース

富山テレビ ニュースオンライン
https://news.bbt.co.jp/topics_detail.phtml?Record_ID=6f0bf141e415bd5aba355b3bb5854041

富山テレビさんのニュース
posted at 2020/11/18(Wed) 20:05:02
修正

2020/11/20
11月中旬、サケ遡上ピーク

11月中旬、サケ遡上ピーク

庄川では、11月中旬がサケの遡上のピークであり、例年からみるとまだまだ少ないですが、昨年よりは、多くのサケが捕獲できており、ヤナの下流部にもサケの姿が確認できます。

11月中旬、サケ遡上ピーク

目標である900万粒の採卵は、難しく、必要最低限の採卵数が確保できるかどうかギリギリのラインですが、これからの遡上に期待して、出来る限り採卵していきます。

11月中旬、サケ遡上ピーク
posted at 2020/11/18(Wed) 18:11:02
修正

2020/11/25
サケ採卵終盤

11月も終わりに近づき、サケの捕獲、採卵も終盤に差し掛かって来ています。

サケ採卵終盤
受精卵、消毒の様子

最終的なサケ捕獲尾数としては、8,000尾前後となりそうで、平年からみると少ない捕獲尾数ですが、採卵目標である900万粒はなんとか達成できそうです。

サケ採卵終盤
発眼卵の様子

10月下旬から採卵してきたものが、発眼し、検卵作業、収容作業に追われています。
これから採卵した分が波のように押し寄せてきますが、丁寧に確実な作業を心がけてやっていきます。

サケ採卵終盤
ふ化したサケ仔魚の様子

収容した発眼卵も順番にふ化してきており、早いものでは、年内に飼育が始まりますので、大切に育てて、健康で元気なサケ稚魚を放流できるよう尽力していきます。
posted at 2020/11/25(Wed) 21:28:29
修正

2020/11/26
サケ採卵状況

11/26、この日の採卵で、サケの採卵目標である900万粒を確保することができました。

サケ採卵状況

サケ採卵状況

サケの捕獲は、終盤に差し掛かかり、尾数は減ってきていますが、大きな個体が目立ち、卵も初期からみると大きくなっています。
庄川では、捕獲シーズン終盤になると大型化、メスの割合が多くなる傾向です。

12月上旬には採卵は終了し、12月中旬には、水量調整し、ヤナの撤去となります。

これからは、卵管理、飼育となりますが、放流に向けて尽力していきます。



posted at 2020/11/26(Thu) 18:24:43
修正

2020/11/28
サケ発眼卵への耳石温度標識

11/27,28とサケ卵の発眼卵と死卵を選別する検卵作業を行いました。
この発眼卵には、耳石温度標識の施標を行います。

サケ発眼卵への耳石温度標識
収容の様子

庄川では、サケ稚魚の頭の脳の裏側にある、バランス器官である耳石という器官に標識を施した稚魚を放流しています。
耳石は日周輪を形成する器官で、刺激により、黒色化するという耳石の特性を利用し、卵期に温度変化による刺激を与えることで、耳石にバーコードの様な標識を施したものが、耳石温度標識です。

サケ発眼卵への耳石温度標識
温度変化のプログラム

庄川においては、サケ稚魚の飼育密度が回帰に与える影響を調査するため、高密度区に2.4nHの耳石温度標識、低密度区に2.6nHの耳石温度標識と異なる標識を施標して放流します。
更に、今年度から、放流時期による回帰率の影響も調査するため、後期群では、高密度区に2.8nHの耳石温度標識、低密度区に2.10nHの耳石温度標識を施標します。

サケ発眼卵への耳石温度標識
顕微鏡で確認される耳石温度標識(写真は2,1,2H)

主に4年で回帰するサケ親魚の耳石をサンプリングし回析することで、より良い増殖手法を探ろうという取り組みです。

また、昨年度から取り組んでいる場内からの流下放流についても、放流尾数を増やし、標識を施した稚魚を放流することで、その効果も調査できればと、放流計画にて、検討中です。

先は長いですが、4年後に多くのサケ親魚が帰ってきて、調査結果より、庄川のサケにとってより良い増殖手法の選定に繋がればと尽力しています。
posted at 2020/11/28(Sat) 17:59:19
修正

2020/12/05
北日本新聞、サケ不漁について

12/5、北日本新聞にサケ不漁についての記事が掲載されていました。

北日本新聞、サケ不漁について

記事にもあるように、サケ捕獲尾数は昨年よりは、増加したものの、平年比では、少なく、低水準となっています。

庄川においては、12/6まで捕獲を行いますが、ふ化放流に必要な種卵は確保されたものの、捕獲尾数は、1万尾に届かないことが、予測されます。

今後、サケ資源を維持していくためにも、より良い増殖手法を模索し、尽力していきたいと考えています。
posted at 2020/12/05(Sat) 17:21:47
修正

2020/12/06
サケの卵管理

今日は、午前中にサケの検卵作業、
午後からは、サケの発眼卵を収容する池造り。
池に、発眼卵を収容する作業と、卵管理のピークが迫りつつあります。
そして、簗場から今季最後の、サケの受け取りもありました。

サケの卵管理
池に納められた発眼卵

サケの卵管理
発眼卵を収容した池に蓋板をかける作業

今日、受け取ったサケの親魚は、8日に最後の採卵をして、
卵管理が主な作業となります。

サケの卵管理
南郷大橋を上流から見た様子

午後3時、庄川の水温は12.3℃でした。
posted at 2020/12/06(Sun) 16:47:12
修正
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