2019/12/21 | |
養魚池によるサケ仔魚の管理 |
ここ最近は、随分と暗くなるのが早くなってきましたね。 明日、12月22日は、冬至、1日の日照時間が最も短い日となります。 さて、サケの飼育ですが、採卵した卵の管理、ふ化した仔魚の管理、耳石標識の施標作業、発眼卵放流など、多くの作業を随時こなしています。 庄川のサケは、場内の井戸水と河川水、湧水を混合したものを飼育水としています。 養魚池での浮上の様子 ふ化してから、お腹のさいのうを吸収して浮上するまでは、浮上槽というボックスに収容するもの、養魚池にふた板をかけて収容するものとがあります。 飼育水の水温は雪がないのも影響し、高めで、11℃〜12℃で変動しています。 もう少し、水温が下がってほしいところです。 養魚池への収容時の様子 養魚池のサケ仔魚の積算温度(受精から1日の平均水温を累積したもの)は、700℃を越えて、魚らしくなってきました。 積算温度、950℃前後になり、さいのうの吸収が確認されれば、飼育開始となります。 放流まで大切に育てていきます。 |
|
posted at 2019/12/21(Sat) 18:01:32 | |
【修正】 |
2019/12/20 | |
サケ捕獲のためのヤナ施設、原状回復検査 |
高岡市石瀬に設置しておりましたサケ捕獲のためのヤナ施設の撤去、鮭まつり会場の撤去が完了し、原状回復検査をしていただきました。 検査の様子 撤去前のヤナの様子 原状回復検査も終わり、これからは、本格的な冬、サケにとってはふ化して、随時浮上してくる稚魚の飼育へと入っていきます。 |
|
posted at 2019/12/20(Fri) 18:41:27 | |
【修正】 |
2019/12/19 | |
ALC溶液での施標完了 |
昨日から行なっていたサケ発眼卵へのALC溶液での施標が完了しました。 左:ALC溶液での施標卵 右:通常卵 24時間浸漬させたので、しっかり色がついています。 山葡萄のように赤紫色になりました。 表面の色は抜けていきますが、耳石にはしっかり色が残るようです。 天候や増水が心配ですが、12/24,25に予定している発眼卵放流が楽しみです。 年の瀬の忙しい盛り、クリスマスイヴとクリスマスにご協力いただく皆様には、大変感謝しております。 |
|
posted at 2019/12/19(Thu) 19:43:31 | |
【修正】 |
2019/12/18 | |
さけ・ますふ化放流抜本対策事業 |
昨年度より庄川では、さけ・ます資源回復推進事業のさけ・ますふ化放流抜本対策事業として、サケ卵の発眼卵放流を行っており、本年度も続けて、発眼卵放流を行います。 本日は、発眼卵放流の回帰率を推定するためのアリザリンコンプレクソン(ALC)標識を施す作業を行いました。 ふ化槽に20万粒の発眼卵を収容 200ppmとなるよう調整したALC溶液を流し込みます。 赤紫色でバスクリンのようなイメージです。 ポンプ循環で24時間浸漬させます。 庄川では平成23年度(2011年度)より耳石にバーコード状の温度標識を施標して稚魚放流を行っていますが、ALC溶液による施標では耳石に蛍光顕微鏡で確認できる色のリングができるようです。 施標した発眼卵は、日本海区水産研究所、富山県水産研究所、大学生の皆様の協力のもと、12月24日、25日に塩ビパイプを用いた直まき放流を行う予定となっております。 増水なく、天候にも恵まれ、作業が滞りなく進むことを願っています。 インタビューに答える日本海区水産研究所、飯田真也主任研究員 富山テレビ放送の夕方のニュースにも庄川サケの発眼卵放流について取り上げていただきました。 ↓↓リンク先↓↓ https://news.bbt.co.jp/topics_detail.phtml?Record_ID=151f3e6963ecdceb92369298c4a37020 |
|
posted at 2019/12/18(Wed) 21:05:15 | |
【修正】 |
2019/12/17 | |
庄川サケ発眼卵放流 |
昨年度より庄川では、さけ・ます資源回復推進事業のさけ・ますふ化放流抜本対策事業として、サケの発眼卵放流を行っております。 今年度も12月24日、25日に、日本海区水産研究所、富山県水産研究所、大学生の皆様の協力のもと、塩ビパイプを用いた直まき発眼卵放流を行う予定となっております。 放流場所は、南郷大橋上下流域となっており、水量の少ないうちに、下見をしてきました。 10月に増水があったこともあり、掘りやすそうな河床でした。 参加される方々には、年の瀬の忙しい時期、大切なクリスマスイヴとクリスマスを庄川のサケ発眼卵放流のために、捧げていただき、感謝してもしきれません。 当日は、増水なく、天候にも恵まれ、作業が滞りなく進むことを願っています。 |
|
posted at 2019/12/15(Sun) 20:55:36 | |
【修正】 |
2019/12/16 | |
サケにホッコリ |
散歩していると、ペアの鮭を見つけました。 川底には砂が目立つなか、一部砂利で覆われた産卵床が確認できました。 雌を追いかける雄 並んで泳ぐサケ 産卵床脇を泳ぐサケ 小さな川に、のんびりと泳ぐサケを見ていると、ホッコリします。 |
|
posted at 2019/12/15(Sun) 17:06:55 | |
【修正】 |
2019/12/15 | |
産卵床を守るサケ |
高岡市石瀬にあるヤナ施設より下流部に合流点のあるとある川では、多くの産卵床と斃死した産卵後のサケが確認されます。 写真のサケは、産卵が終わり、産卵床を守ってるのか、長い時間、じっとその場に留まっていました。 |
|
posted at 2019/12/16(Mon) 17:18:35 | |
【修正】 |
サケ捕獲のためのヤナ撤去 |
12月15日、サケ捕獲のためのヤナ施設の撤去作業が行われました。 サケマス協議会さんによるヤナ撤去作業は、朝から気温の低い中の厳しい作業となりました。 ヤナ撤去後の様子 今シーズンのサケ漁は、過去に例のないほどの不漁で、最終捕獲尾数は、5,423尾とヤナ漁が行われてから過去最低と非常に厳しい数字でしたが、サケマス協議会さんの尽力のおかげもあり、5,420千粒の採卵を行うことができました。 4年後のためにも、大切な卵を1尾でも多く、健康に大きく稚魚として放流できるよう尽力していきます。 |
|
posted at 2019/12/15(Sun) 17:55:49 | |
【修正】 |
2019/12/14 | |
明日、ヤナ撤去 |
高岡市石瀬に設置されているサケ捕獲のためのヤナですが、明日で撤去となります。 今朝のヤナの様子 瀬替え作業を終え、鏡のような水面に空が映り込んでいました。 過去に例のない不漁となった今シーズンですが、捕獲、採卵を終え、役目を終えたヤナを見ていると感慨深い思いが込み上げます。 |
|
posted at 2019/12/14(Sat) 21:07:28 | |
【修正】 |
神通川支流井田川、サクラマス発眼卵放流 |
12月13日は、快晴で、立山、五箇山が綺麗に見える富山に生まれて良かったなと思える気持ちの良い一日となりました。 神通川支流井田川で行われた、サクラマスの発眼卵放流に同行させていただきました。 浅瀬に鋤簾や三俣鍬で穴を掘り、塩ビ管を立てて、サクラマスの発眼卵を流し込み埋設します。 閉塞していたり、大きな石があるとなかなか掘るのが大変な作業です。 4人、4チームで、178箇所に1箇所約500粒、10万粒前後の発眼卵を埋設しました。 仮に発眼卵放流でのサクラマスの回帰率が0.01%だった場合、10万粒から100尾程のサクラマスになるかと思われます。 庄川でも、クリスマス付近に、サケの発眼卵放流を予定していますが、1尾でも多く生育してくれることを願うばかりです。 |
|
posted at 2019/12/13(Fri) 18:48:18 | |
【修正】 |
« back | « back |
page |
:: 1 ::2:: 3 :: 4 |