2020/01/01 | |
謹賀新年 |
明けましておめでとうございます。 今年も宜しくお願い致します。 皆様の御健勝と御多幸を心よりお祈りしています。 2020年となった、朝、射水市広上では、屋根に薄っすら雪が積もり、冷え込みの激しい中での新年の始まりとなりました。 庄川は穏やかに流れています。 魚に休みは関係なく、場内では、掃除や餌やりなど、年末年始も変わらず、魚の飼育管理に追われています。 アユ棟の餌やりの様子 11/25採卵群、発眼卵放流と同じ採卵群のサケ仔魚のふ化がほぼ完了しています。 庄川養魚場では、飼育水に湧水と河川水の混合流入水に井戸水を混合して使用しています。 井戸水のみや混合水でサケ仔魚の浮上試験を行なっています。 河川水温は、ここ数日、8℃〜9℃となっており、場内飼育水温(12℃〜13℃)と比較して低いので、発眼卵放流したものは、ふ化し始めた頃でしょうか 河川においても、場内においても、魚が元気に生育してくれること、2020年が豊漁であることを心から願うばかりです。 |
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posted at 2020/01/01(Wed) 11:53:42 | |
【修正】 |
2020/01/02 | |
人工産卵床の形 |
今日は、時折小雨が降ったものの、午後3時ごろには日差しもあって、川原を散歩したくなりました。 昨年の12月24日にサケの発眼卵放流をした場所に行ってみると、放流した時に比べ水位が下がっていました。 岸近くでは、人工産卵床の一部が水面から出ている場所も見られました。 通常の産卵床 円形に石が積み上げられたものが点在しています。 列状の産卵床 点在しているはずの産卵床を、石を並べることでダムのように繋げた形です。 川岸近くの流れが緩やかな場所では、効率良く水流を卵に供給できているような、感じを受けます。 どちらの、産卵床も若干、砂の流入は見られるものの、原型をしっかりと維持していました。 南郷大橋を上流から 本日午後3時、南郷大橋周辺の水温は9.2℃でした。 |
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posted at 2020/01/02(Thu) 17:01:00 | |
【修正】 |
2020/01/03 | |
ALC標識施標2回目-無給餌場内流下放流群 |
本日は、2回目のサケ無給餌場内流下放流群のためのアリザリンコンプレクソン(ALC)標識を施す作業を行いました。 通常のサケ稚魚放流では、給餌し、大きくしてから、トラックへ積み込み、輸送放流しています。 庄川ふ化場の排水はいくつかの支流を経て、庄川へつながっているので、場内から流下放流したものが、庄川、海へ行き、親魚として回帰してくれれば、トラック輸送、飼育にかかる経費を削減できます。省コストだけでなく、トラック輸送によるストレスもなくなりますし、回帰親魚が場内まで戻ってきてくれる可能性もあるので、楽しみです。 ふ化槽に発眼卵を収容 200ppmとなるよう調整したALC溶液を流し込みます。 赤紫色でバスクリンのようなイメージです。 ポンプ循環で24時間浸漬させます。 ALC溶液による施標では耳石に蛍光顕微鏡で確認できる色のリングができますが、発眼卵放流では1回施標で1つのリング、無給餌場内流下放流群は、年末と今回の施標で、2つのリングが確認できるようになるため、識別が可能となります。 浮上し、流下するのは、3月に入ってからなので、それまで、滞りなく生育し、放流できること、4年後の回帰親魚から良い結果が得られることを心より願っています。 |
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posted at 2020/01/03(Fri) 17:56:41 | |
【修正】 |
2020/01/04 | |
施標完了、浮上槽へ収容 |
昨日から施標作業を行なっている無給餌場内流下放流群ですが、無事作業が完了し、浮上槽へ収容しました。 浮上は3月上旬の予定で、浮上したものから、飼育せずに場内より流下放流となります。 無事、浮上まで生育し、降河してくれること、4年後回帰してくれることを心から願っております。 |
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posted at 2020/01/04(Sat) 21:34:03 | |
【修正】 |
2020/01/05 | |
サケふ化仔魚 |
今シーズンは雪の降らない正月で、場内の飼育水温が思うほど低くならず心配していますが、収容したほとんどの発眼卵がふ化し、早い採卵群(10月下旬)のものは、浮上し、随時、飼育が開始しています。 庄川養魚場では、いくつかの異なる飼育水と発眼卵放流群において、浮上稚魚の試験を行なっております。 浮上直後の稚魚を比較して、魚体や健苗性に明確な違いが出るかどうか、楽しみにしています。 |
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posted at 2020/01/05(Sun) 20:49:57 | |
【修正】 |
2020/01/06 | |
川の様子 |
今日は1日を通じて、日差しもあり穏やかな日となりました。 貴重な晴れ間を利用して、サケやサクラマスの飼育に向けて、 池の消毒を4面行いました。 夕日の庄川、中パ前 南郷大橋を上流から 水の様子 本日、午後3時、南郷大橋周辺の水温は9℃でした。 |
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posted at 2020/01/06(Mon) 17:11:19 | |
【修正】 |
2020/01/07 | |
川の様子.水量増、水温低下 |
今日は、午後から小雨が降り続く、寒い天気となりました。 1日を通じて雨脚が強くなることは無かったのですが、ダムの放流により庄川の水位は、 昨日よりも上がっています。 中パ前の様子 南郷大橋を上流から 水の濁り具合、薄濁り 午後3時、南郷大橋周辺の水温は6.8℃でした。 昨日から見ると、水温もかなり下がっています。 明日は、突風が吹き大荒れの天気ということで、 今日よりも水量が増えるとの事です。 |
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posted at 2020/01/07(Tue) 16:56:46 | |
【修正】 |
2020/01/08 | |
川の様子.暴風警報 |
今日は、天気予報通り台風並みの風が、午後から吹きました。 時には、雨を伴い視界も悪くなるような天気で、 漁連場内の、物が飛ばされないよう注意しながら作業にあたりました。 晴れ間を見計らって、庄川の水温観測に行くと、 川原は漁連場内よりも、さらに風が強く、85キロの体が突風で煽られる事もありました。 川の水量も、昨日よりさらに増えていました。 中パ前の様子 南郷大橋を上流から 水は昨日と同じ、薄濁りの状態で、水温は午後2時で7.9℃でした。 漁連場内の池に水を供給するための水門を確認しに行ったところ、 風に飛ばされたプラスチックのシートが詰まっていました。 庄川本川でも、風に飛ばされたゴミが確認されました。 夜に被害が出ない事を願うばかりです。 |
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posted at 2020/01/08(Wed) 16:41:33 | |
【修正】 |
2020/01/09 | |
川の様子.昨日の今日 |
昨日の暴風で、漁連場内への水の引きこみ口には、沢山のゴミが詰まっていました。 農業用のビニール製の袋やプラスチックの植木鉢、ペットボトルなど、漁連の場内に入り込んでしまうと、危うい物が目立ちました。 もしも、サケの卵を管理している浮上層のホースに詰まってしまえば、数万の卵が一度にダメになるので、場内の見回りも頻繁に行いました。 天気の方は、日差しもあり良い日でしたが、庄川の本流は、かなり増水しています。 中パ前の様子 いつもは水温を測りに、中州まで入っていける場所が、水で分断されていました。 南郷大橋を上流から 川幅が、だいぶ広くなっています。 |
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posted at 2020/01/09(Thu) 17:01:43 | |
【修正】 |
2020/01/10 | |
枡川鮭漁業生産組合 |
山形県遊佐町、枡川鮭漁業生産組合にて、平成28年に建設された最新式のサケ一貫ふ化場を見学させていただきました。 鳥海山からの豊富な湧水を利用したサケにとっても負担の少なく環境の良い、働く人にとっても効率的に作業のできる施設で参考になることが多くありました。 庄川養魚場においても、様々な増殖場の取り組みを参考に、サケにとっても働く人にとってもより良い増殖ができるよう改善して参ります。 |
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posted at 2020/01/09(Thu) 20:50:39 | |
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