2018/12/01 | |
アユ飼育近況 |
今晩は! 12月に入り、師走の候。 あっという間にまた1年が過ぎようとしていますね。 皆様いかがお過ごしでしょうか。 今日はふ化したアユ仔魚の飼育近況について触れようと思います。 アユ棟・アユ仔魚写真 10月下旬頃からふ化し始め、今日各養魚池のアユ仔魚の体長測定をした所、平均・約15mmでした。 体はまだシラス状態です。 放流まで大切に育てていきます。 |
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posted at 2018/12/01(Sat) 17:43:29 | |
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2018/12/09 | |
サケ捕獲、採卵終了 ヤナ撤去作業 |
本日、雪が降り、非常に寒い朝となっております。 今シーズンのサケ捕獲と採卵が終了し、サケマス協議会さんによるヤナの撤去作業が行われています。 雪の降る、寒い中での作業に頭が下がります。 高岡市石瀬 サケ捕獲のためのヤナ撤去作業の様子 庄川サケ、今シーズンの捕獲は、10,563尾となりました。 平成20年〜29年の過去10年の平均捕獲尾数が26,865尾ですので、例年の約40%と非常に少ないという結果でした。 富山県内はもちろん、本州日本海側も河川捕獲、沿岸捕獲共に全体的に不漁と聞いています。 海水温が高いことや海洋環境の変化が影響しているのでは?と言われていますが、自然相手なので複合的な要因があるのだろうと思います。 来年度以降の捕獲がどうなるのか心配なところです。 採卵数は、目標の9,000千粒に対して9,310千粒(103%)と目標を達成しましたので、これから放流まで、大切に卵管理、飼育を行っていきます。 放流は来年の1月下旬から3月中旬にかけて、600万〜700万尾を予定しています。 |
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posted at 2018/12/09(Sun) 8:48:43 | |
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2018/12/11 | |
サケ自然産卵 |
富山県庄川 支流 地久子川 サケが自然産卵している様子が確認できました。 メスは卵を産むためのくぼみを掘り、オスはメスを巡って戦いボロボロになりながら次世代へ命を繋いでいきます。 その営みは愛おしく感慨深い思いになります。 |
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posted at 2018/12/11(Tue) 15:50:28 | |
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2018/12/20 | |
さけ・ますふ化放流抜本対策事業 |
今年度より庄川では、さけ・ます資源回復推進事業のさけ・ますふ化放流抜本対策事業として、新たにサケ卵の発眼卵放流を行います。 本日は、発眼卵放流の回帰率を推定するためのアリザリンコンプレクソン(ALC)標識を施す作業を行いました。 ふ化槽に20万粒の発眼卵を収容 200ppmとなるよう調整したALC溶液を流し込みます。 赤紫色でバスクリンのようなイメージです。 ポンプ循環で24時間浸漬させます。 庄川では平成23年度(2011年度)よりさけ・ます高品質化事業、種苗放流手法改良調査事業(平成27年度より)において、耳石にバーコード状の温度標識を施標して稚魚放流を行っていますが、ALC溶液による施標では耳石に蛍光顕微鏡で確認できる色のリングができるようです。 施標した発眼卵は、日本海区水産研究所、富山県水産研究所、大学生の皆様の協力のもと、12月25日、26日に塩ビパイプを用いた直まき放流を行う予定となっております。 増水なく、天候にも恵まれ、作業が滞りなく進むことを願っています。 |
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posted at 2018/12/20(Thu) 21:30:33 | |
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2018/12/21 | |
ALC溶液での施標完了 |
昨日から行なっていたALC溶液での施標が完了しました。 24時間浸漬させたので、しっかり色がついています。 施標された卵 通常卵 山葡萄のように赤紫色になりました。 表面の色は抜けていきますが、耳石にはしっかり色が残るようです。 発眼卵放流が楽しみです。 |
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posted at 2018/12/21(Fri) 18:30:34 | |
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2018/12/23 | |
サケ自然産卵 |
平日は毎秒50トンを越えない程度の毎秒40トン前後で推移していた放流量ですが、昨晩から毎秒15トンと減水しています。午後からまた毎秒40トン前後まで増水する予定となっています。 ヤナ撤去後に遡上したと思われるサケの自然産卵が本川や支流で確認できます。 南郷大橋上流域、橋の上から撮影 産卵後に斃死したと思われるサケが確認できました。 近くに泳いでるサケ1尾、少し離れたところに2尾の別の斃死個体も確認できました。 庄川の支流和田川の支流鴨川にて泳いでいるサケが2尾確認できました。 自然産卵された卵達もふ化、浮上して海に出るまで少しでも多く生残してほしいものです。 |
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posted at 2018/12/23(Sun) 10:58:09 | |
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2018/12/24 | |
アユ仔魚の生育状況 |
今晩は! 今日はクリスマスイブですね。 私事になりますが、朝子供達が起きると、サンタさんからのプレゼントがありました。 子供達は大喜び、朝からほっこりしながらの出勤でした。 皆様は「クリスマスイブ」いかがお過ごしでしょうか。 今日は、アユ仔魚の生育状況についてお伝えしようと思います。 アユ仔魚写真 先週末に仔魚体長測定を行いました。 各養魚池全体の平均体長は、18.0o程度でしょうか。 少しずつ大きく成長しています。 大切に育てていきます。 |
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posted at 2018/12/24(Mon) 17:05:33 | |
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サケ発眼卵放流に向けて |
夕方、少し雪が降ってきていました。 明日はホワイトクリスマスでしょうか さて、ALC溶液にて施標したサケ発眼卵の塩ビ管使用による直まき放流を明日、行う予定ですので、本日は発眼卵放流に関する説明と準備を行いました。 発眼卵放流を行う意図、段取りなどを説明いただきました。 日本海区水産研究所より3名、長野大学の学生さん6名、東北大学の学生さん3名に来所していただきました。 年の瀬のこの忙しい、青春時代の貴重なクリスマスイブとクリスマスを庄川のサケのためにお集まりいただき、感謝しても仕切れません。 学生さん達みんなで、明日、使用する道具の準備や卵の計数を行いました。 皆さん楽しそうに元気に作業されていて、パワーをもらいました。 明日は朝から発眼卵放流の作業ですが、水量は40トン前後となっていますので、安全第一、健康第一で作業ができればと思います。 学生さん達には、青春の1ページの良い思い出に庄川サケの発眼卵放流を刻んでいただければ幸いです。 |
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posted at 2018/12/24(Mon) 17:51:26 | |
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2018/12/25 | |
サケ発眼卵放流 |
本日は、長野大学6名、東北大学3名の学生さん、日本海区水産研究所、富山県水産研究所の皆さんと共にサケ発眼卵の塩ビパイプ使用による直まき放流を行いました。 朝は放射冷却で冷え込み、霜が降りていましたが、天気もよく、午前中は水量も平水で発眼卵放流日和となりました。 日中は太陽も出て、作業もしやすく、学生さん達のおかげで作業もスムーズに進みました。 発眼卵放流の様子 20cmほど穴を掘り塩ビパイプを指します。 1箇所300粒の卵を流し込み、そっと塩ビパイプを抜き、放流完了となります。 できる限り砂の少ない場所、程々の流速のある場所、塩ビパイプを抜くときに発眼卵が出てこないようにそーっと砂利をかぶせながら固めるなど注意点はありますが、少しやると慣れてきます。 本日の放流場所は石の大きさ、ほぐれ具合などが良く、比較的掘りやすいとのことです。 1〜2週間でふ化するかと思いますので、少しでも多く生残してくれることを願うばかりです。 今日、明日で20万粒の発眼卵を放流する予定となっていますが、皆さん力強く効率良く作業されており、順調にいきそうです。 |
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posted at 2018/12/25(Tue) 12:23:47 | |
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2018/12/26 | |
サケ発眼卵放流-2日目 |
サケ発眼卵放流-2日目 長野大学6名、東北大学3名の学生さん、日本海区水産研究所、富山県水産研究所の皆さんと共にサケ発眼卵の塩ビパイプ使用による直まき放流を行いました。 南郷大橋下流域 発眼卵放流の様子 朝から雨が降り、昨日と比べると水量も多く、流れが強い中での作業となりました。 作業風景 過酷な状況ではありますが、2日目ということで、学生さん達も川原を掘るのにも慣れて元気よく作業をされていました。 昨日、今日とサケ発眼卵放流の作業を行ったチームの皆さんで記念撮影 庄川のサケのために、皆さんで協力して行った作業が良い思い出になれば幸いです。 今回の発眼卵放流は放流して終わりではなく、発眼卵放流の際に合わせて発眼卵が入った虫カゴのような容器も各ポイント12箇所で埋設しています。 3月頃に回収し、生残率を確認する予定となっています。 また今回の発眼卵放流群にはALC溶液により、耳石に標識をつけていますので、発眼卵放流されたサケがふ化、浮上して海に降り、大きくなって庄川に回帰する際に、例年行なっているサンプリング調査で回帰率の推定も行う予定です。 サケは主に4年で回帰しますので、結果が分かるまで長い年月がかかりますが、楽しみです。 |
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posted at 2018/12/26(Wed) 11:17:18 | |
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