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2017/12 diary

2017/12/26
サケ採卵見学、発眼卵飼育の感想

本年も残すところ数日となりました。
寒い毎日が続いていますが、庄川ふ化場においては、アユ、サケ、マスの飼育、管理作業と多忙な日々を過ごしております。

サケ事業において、11月の採卵時には、射水市の金山小学校5年生の児童さん、大門小学校3年生の児童さんに採卵を見学に来ていただきました。

また、発眼卵を射水市の金山小学校、大門小学校、高岡市の成美小学校に提供させていただき、ふ化、飼育、放流までを教育の一環として行っています。

金山小学校さんからは、施設見学の感想、大門小学校さんからは発眼卵がふ化した様子や感想の便りをいただきました。

サケ採卵見学、発眼卵飼育の感想
届いた便り

心のこもった感想を多くいただきました。
サケ事業を通して、命の大切さを学んでもらうのはもちろん、川や魚に関心を持っていただけるきっかけになるかと思うので、今後も続けていきたい取り組みです。

一部をPDFデータで掲載させていただきます。
金山小学校さん採卵作業施設見学の感想の一部
PDFデータ⇒金山小学校さん感想

大門小学校さん発眼卵ふ化飼育の感想の一部
PDFデータ⇒大門小学校さん感想
posted at 2017/12/26(Tue) 14:26:51
修正

2017/12/10
ヤナ撤去、サケ飼育

本日、射水市広上での天気は晴れです。
高岡市石瀬のヤナ場では、ヤナの撤去作業が行われました。
立山が綺麗に見える、心地よい日で、ヤナの撤去日和でした。

ヤナ撤去、サケ飼育
ヤナ撤去の様子

ヤナ撤去、サケ飼育
ふ化した仔魚の様子(浮上槽)

庄川ふ化場では、採卵した卵達が次々とふ化してきています。
10月中旬に採卵したものは、さいのうも大分吸収されてきました。

ヤナ撤去、サケ飼育
積算温度750℃〜800℃の仔魚の様子

これからは、水量、水温管理が重要な時期となります。
庄川ふ化場の井戸水の水温は14℃前後ですので、これから河川水を入れて水温を下げる調整をしていきます。
これから本格的な冬になると、寒くて朝、布団から出られなくなったり、大雪だと交通に支障がありますが、サケの飼育にとっては、雪が積もって、ぐっと気温も水温も下がってくれるのが好ましいので、飼育する者としては、寒い冬に期待しています。


posted at 2017/12/10(Sun) 18:17:14
修正

2017/12/08
サケ捕獲、採卵最終日

本日、射水市広上での天気は雨でした。
朝、夕と非常に冷え込み寒い毎日が続いています。

12月8日、サケの捕獲、採卵の最終日となりました。

サケ捕獲、採卵最終日
最終日、尾叉長82cmと大型のメスが河川で捕獲され採卵を行いました。

サケは主に4年で回帰しますが、これだけ大型ですと、5年、6年と北の海で過ごして帰ってきたものと思われます。
5年、6年前に放流したものが帰ってきたのかと思うと感慨深いです。

サケ捕獲、採卵最終日
発眼卵、検卵の様子
死んだ卵を機械で選別します。

今年度は台風21号の影響で、ヤナに被害があり、個人採捕により親魚を確保したりと捕獲、採卵の大変さを改めて実感するシーズンとなりました。
サケマス協議会さんの尽力のおかげもあり、約700万粒の受精卵を確保することができました。

サケ捕獲、採卵最終日
選別台と蓄養籠

12月9日、10日とヤナ、捕獲設備等の撤去作業となります。
ふ化場においては、卵管理、年明けより飼育と放流まで気の抜けない日々が続きますが、無事放流できるように大切に育てていきます。
posted at 2017/12/08(Fri) 22:05:28
修正

2017/12/03
ヤナ撤去作業と飼育の様子

本日、射水市広上での天気は晴れでした。
最近は、天候が悪い日が多いと感じていましたが、本日は、立山が綺麗に見える快晴で気分の良い一日となりました。

12月1日から3日にかけて、サケ捕獲のためのヤナの撤去作業が行われました。
中州を挟んで射水市側と高岡市側にヤナがかかっています。
1日から3日は射水市側の撤去作業を行いました。

ヤナ撤去作業と飼育の様子
撤去作業の様子

今年は、台風21号の影響でヤナ、サケ祭り会場に大きな被害がありましたが、サケマス協議会さんのヤナ復旧、捕獲の尽力のおかげで、約700万粒の受精卵は確保できそうです。

本川の河川放流量は40トンから60トンで推移しています

ヤナ撤去作業と飼育の様子
投影機にて20倍に拡大されたアユ仔魚の様子
お腹に餌が入っています。

庄川ふ化場では、アユがふ化から約30日令となり、体長は12〜15mmと毎日餌を食べて成長しています。予断を許さない日々が続きます。

ヤナ撤去作業と飼育の様子
10月30日に採卵された卵
12月3日、積算温度480℃前後の様子

サケにおいては、10月に採卵したものが、随時ふ化してきています。
捕獲、採卵作業は12月上旬でひと段落し、今後は卵管理と仔魚管理がメインとなります。
こちらも予断を許さない状況が続きますが、貴重なサケ親魚からいただいた生命ですので、放流まで大切に育てていきます。

posted at 2017/12/04(Mon) 6:30:09
修正
   

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