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category : サケ

2016/08/09
サケ耳石温度標識査定工程の習得

8月9日〜10日の2日間、新潟県にあります国立研究開発法人 水産研究・教育機構 日本海区水産研究所に、サケ耳石温度標識査定工程の習得としまして、研修に来ています。

庄川では、サケ稚魚の頭の脳の裏側にある、バランス器官である耳石という器官に標識を施した稚魚を放流しています。
耳石は日周輪を形成する器官で、刺激により、黒色化するという耳石の特性を利用し、卵期に温度変化による刺激を与えることで、耳石にバーコードの様な標識を施します。
2011年より毎年、標識を施したサケ稚魚を放流し、回帰したサケ親魚の耳石をサンプリング、解析しています。

2日間の研修で、サケ稚魚の耳石を実際にとり、顕微鏡にて、耳石標識の確認を行います。
本日は、サケ稚魚の耳石取り出しと、樹脂での固定を行いました。
明日は研磨と確認となります。

サケ耳石温度標識査定工程の習得
耳石をとる作業の様子
講師の日水研、飯田研究員

サケ耳石温度標識査定工程の習得
庄川ふ化場サケ稚魚の耳石
真ん中の方に見える白い粒がそうです。
稚魚の耳石なので非常に小さいです。

サケ耳石温度標識査定工程の習得
非常に細かい作業です。
posted at 2016/08/09(Tue) 18:21:00
修正

2016/08/10
サケ耳石温度標識査定工程の習得A

8月9日〜10日の2日間、新潟県にあります国立研究開発法人 水産研究・教育機構 日本海区水産研究所に、サケ耳石温度標識査定工程の習得としまして、研修に来ています。

本日は、取り出して樹脂で固定したサケ稚魚の耳石の研磨を行い、顕微鏡で確認を行いました。
昨年、庄川の河川で捕獲されたサケ親魚の耳石についても研磨し確認を行いました。

庄川では、2011年より耳石温度標識をつけたサケ稚魚を放流しています。
サケは主に4年魚が主となり回帰しますので、昨年、捕獲、サンプリングされたサケ親魚には標識のついた4年魚が含まれている可能性が高く、実際にそのサンプルの中から標識がついた耳石を確認することができました。

サケ耳石温度標識査定工程の習得A
研磨の様子

サケ耳石温度標識査定工程の習得A
研磨し顕微鏡で見た耳石
黒色化しバーコードのように標識が確認できる。

サケ耳石温度標識査定工程の習得A
庄川で昨年捕獲、サンプリングされたサケ親魚の耳石

耳石の取り出し、固定、研磨と多くの工程を経て耳石を査定していることが、体験することで、より理解が深まりました。
膨大な量のサンプルからデータ取りを行っている研究員の皆様の大変さを実感でき、頭の下がる思いです。
posted at 2016/08/10(Wed) 19:19:16
修正

2016/10/10
サケ捕獲のためのヤナ設置

現在、高岡市石瀬地先にてサケ捕獲のためのヤナを設置しています。

サケ捕獲のためのヤナ設置
安全祈願祭の様子

10月8日(土)には、作業の安全を願うため、安全祈願祭が行われました。
来週、中州を挟んで射水市側となる、和田川側にもヤナを設置し完成となります。

サケ捕獲のためのヤナ設置
瀬替え後のヤナ場の様子

昨年は、33,813尾のサケがヤナで捕獲されたました。
今年も多くのサケが遡上してくることを願っています。

サケ捕獲のためのヤナ設置
ヤナ設置の様子
posted at 2016/10/10(Mon) 11:58:13
修正

2016/10/20
平成28年度サケ初捕獲

本日は庄川左岸高岡市石瀬にあります、ヤナ場にてサケの初捕獲を行いました。

平成28年度サケ初捕獲
サケ初捕獲の様子

初捕獲では、メス16尾、オス19尾の計35尾が捕獲されました。
サクラマスのオスも2尾捕獲されました。

平成28年度サケ初捕獲
サケ初捕獲の様子A

捕獲されたサケは、庄川漁連に輸送して、採卵を行います。

平成28年度サケ初捕獲
サケ採卵の様子(選別作業)

昨年、平成27年度においては、33、813尾がヤナ場で捕獲されました。
今年度も多くのサケが遡上してくることを願っています。
posted at 2016/10/20(Thu) 17:17:32
修正

2016/10/25
サケ回帰親魚効果調査のための耳石採取

10月25日(火)に朝日町宮崎にあります、宮崎漁港内にて沿岸で捕獲されたサケ親魚の耳石採取を行ってきました。

平成27年度まで実施のさけます資源高品質化事業の放流効果を確認するための、回帰親魚効果調査でありまして、本州鮭鱒増殖振興会の依頼をうけ実施を行いました。

サケ回帰親魚効果調査のための耳石採取
鱗採取の様子

サケ親魚♀40尾、♂40尾について調査を行いました。
魚体測定後、鱗を採取し、カボチャカッターで頭部を切り、耳石を採取しました。

サケ回帰親魚効果調査のための耳石採取
バランス器官である耳石は、頭の脳の裏側にあります

高品質なさけ・ます資源の放流適地を把握するため、鮭親魚の耳石を調べ、放流地域を特定するための調査です。

庄川では、サケ稚魚の頭の脳の裏側にある、バランス器官である耳石という器官に標識を施した稚魚を放流しています。

耳石は日周輪を形成する器官で、刺激により、黒色化するという耳石の特性を利用し、卵期に温度変化による刺激を与えることで、耳石にバーコードの様な標識を施します。

サケ回帰親魚効果調査のための耳石採取
耳石採取の様子

庄川では、2011年より毎年、標識を施したサケ稚魚を放流していますので、今回調査した回帰親魚に庄川のものがヒットしている可能性もありますので、調査結果が楽しみです。
posted at 2016/10/27(Thu) 12:10:37
修正

2016/10/26
サケ採卵と耳石採取

10月26日(火)はサケの採卵と耳石採取を行いました。
25日は沿岸で捕獲されたサケ親魚から耳石を採取しましたが、26日は庄川左岸高岡市石瀬にありますヤナ場にて捕獲された庄川に遡上したサケ親魚からの耳石を採取しました。

サケ採卵と耳石採取
頭部切除の様子

10月下旬から12月上旬までの5旬毎に♀50尾、♂50尾のサケ親魚から魚体測定後、鱗、耳石を採取します。

サケ採卵と耳石採取
耳石採取の様子

庄川においては、11月がサケの遡上のピークとなります。
今年度も900万粒〜1000万粒の採卵を予定しています。
多くの遡上があることを願うばかりです。

サケ採卵と耳石採取
10月26日に採卵された約6万粒の受精卵
posted at 2016/10/27(Thu) 17:18:20
修正

2016/11/16
川の様子とサケ採卵

11月16日、射水市広上での天気は晴れでした。
庄川のアユの漁期は11月30日までとなっています。
大門大橋周辺では、アユ毛鉤釣りの方が多く確認でき、5尾〜10尾ほどの釣果となっています。

川の様子とサケ採卵
南郷大橋下流域の様子

庄川本川放流量予定
17日5時50分現在の庄川河川放流量は、毎秒約15トンです。
6時から約15トンの予定です。


川の様子とサケ採卵
南郷大橋下流域の様子A

庄川のサケの捕獲状況は、例年に比べると少なく厳しい状況が続いています。
採卵については、現在約600万粒の受精卵が確保できています。
採卵量は900万粒以上を目標としていますので、達成を目指し採卵を行なっています。

川の様子とサケ採卵
11月16日に採卵されたサケの受精卵(吸水中)
posted at 2016/11/16(Wed) 18:09:58
修正

2016/12/11
サケ捕獲、採卵終了とヤナ撤去について

12月9日で平成28年度のサケ捕獲と採卵が終了しました。
12月10日、11日とサケ捕獲のため高岡市石瀬に設置されていたヤナの撤去作業が行われています。
雨が降り、気温も低い中での大変な作業です。

サケ捕獲、採卵終了とヤナ撤去について
ヤナ撤去の様子

サケ捕獲、採卵終了とヤナ撤去について
撤去作業のため瀬替えを行なっています。

サケ捕獲、採卵終了とヤナ撤去について
撤去前のヤナの様子
posted at 2016/12/11(Sun) 15:58:21
修正

2016/12/13
平成28年度サケ捕獲採卵結果について

平成28年度のサケの捕獲と採卵が終了しました。
最終的な捕獲数は19,352尾、採卵数は9,953千粒という結果でした。
採卵は計画の9,000千粒を達成することができましたが、捕獲は例年に比べて少なく残念な結果となりました。

平成28年度サケ捕獲採卵結果について
孵化槽に収められた発眼卵

発眼した卵は、淘汰、検卵を行い死卵を除去し、池や浮上槽に収容していきます。

平成28年度サケ捕獲採卵結果について
池への収容の様子

ほぼ毎日採卵しましたので、淘汰、検卵、収容を毎日行っているという状況です。

平成28年度サケ捕獲採卵結果について
発眼卵とふ化したサケ仔魚

発眼卵もサケ仔魚も可愛いですね。
大切に育てていきます。
posted at 2016/12/13(Tue) 20:34:07
修正

2017/01/15
大雪 サケ稚魚の様子

1月15日、大雪で積雪が30cmほどあり、午前中の気温が-1℃、庄川ふ化場内水温7.8℃、庄川河川水温4.5℃という状況です。

大雪 サケ稚魚の様子
南郷大橋下流域の様子

庄川本川放流量予定
15日13時20分現在の庄川河川放流量は、毎秒約15トンです。
14時から約15トン、15時から約40トン、22時から約15トンの予定です。
16日は0時から毎秒約15トン、7時から約40トン、11時から約60トンの予定です。

大雪 サケ稚魚の様子
アオサギも寒そうにしています。

大雪 サケ稚魚の様子
餌を食べるサケ稚魚の様子

お腹のさいのうが吸収され、浮上し始めた稚魚から随時飼育が始まっています。
放流まで大事に育てていきます。

posted at 2017/01/15(Sun) 14:08:36
修正
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