» 庄川と私達の生活 | date : 2019/03/20 | |
本日も、昨日に引き続き、天気良く、暖かく、春を感じる日和になっています。 花粉症の方には辛い日々が続きますね 庄川用水止めのお知らせ PDFデータ 本日、3月20日(水)午前5時から25日(月)正午まで、一斉用水止めが行われています。 今後一年間の適正な用水配分や良好な水環境を保つため、この期間を利用して用水路や水門の点検・補修、土砂上げなどを実施します。 庄川合口ダムの様子 全門開門し、河川放流量が毎秒130トンと本川は増水しています。 庄川本川には大規模な発電専用ダムが多く建設され、生み出された電力は、大部分が関西の大都市圏へ送電されています。 庄川合口ダムより取水された用水は、かんがいのほか、防火、消流雪、環境、生活用水の地域用水機能としての役割を担っています。 和田川 射水市あおば台周辺の様子 平常は浩々と流れる和田川ですが、大きく減水しています。 和田川は砺波市と山田村の境界(標高240m)から始まり、低山地、農業地帯を北に流れ、坪野川、八幡川、鴨川を合流して、庄川に注ぐ、延長23.5kmの比較的小さな川です。 また合口ダムより取水された庄川の水は、延長約7.5kmの和田川共同水路を通り、砺波市福岡地内で和田ダムのダム湖に流れ込みます。 和田川 十一ヶ堰周辺の様子 水がなくなり、自転車などの粗大ゴミが川の底に沈んでいるのが確認できます。 和田川ダムに流れ込んだ庄川の水は、発電、農業用水、水道水、工業用水に利用されています。 高岡市島新地内にある和田川水道管理所(富山県企業局管理)では、水をきれいにして、工場や高岡市や射水市など、約8万戸の各家庭に水を送っており、私達の生活になくてはならないものとなっています。 その一方で、河口から約26kmの合口ダムまでで遡上が遮断、生息域が分断され、取水による、流量、生息域の減少など魚の棲む環境を悪化させています。 庄川流域に住む私達人間の当たり前な豊かな生活は、魚達の生活の犠牲に成り立っていることを心に留めて、庄川、そこに棲む生き物を大切に守り、未来に繋いでいきたいですね ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 参考資料 庄川水系の流域及び河川の概要 国土交通省河川局より 庄川は、岐阜県飛騨地方、富山県西部地域に位置し、その源を岐阜県高山市烏帽子岳(標高1,625m)に発し、尾上郷川、大白川等の支川を合わせ、山間部を北流し富山県に入り、境川、利賀川を合流し、砺波平野・射水平野を形成する扇状地に出て北流し、富山県西部を経て日本海に注ぐ、幹川流路延長 115 km、流域面積 1,189 ㎢の一級河川である。 庄川水系における発電水利使用の端緒は、大正6年に当初許可を受けた利賀川から取水して いる大牧発電所であり、庄川本川においては、大正8年に当初許可を受けた小牧発電所である。 小牧発電所の取水施設である小牧ダムは、昭和5年の竣工当時は、東洋一とうたわれたほどで、 戦前は随一の規模のダムであった。その後、本川には次々と大規模な発電専用ダムが建設され、 完成時は国内最大のロックフィルダムだった御母衣ダムを最上流に、庄川用水合口ダムを最下流にして連なる現在の本川利水ダム群が、昭和 30 年代後半までにはほぼ構成されるに至った。 これらダム・発電所群により生み出される電力は、大部分が関西の大都市圏に送電されている。 このほか、支川にある利水ダム及び境川ダムなどの補助多目的ダムを加えた発電取水が行われているダム総数は、庄川水系全体で現在 17 箇所あり、これに堰堤などから取水するものをあわせて、関係する発電所数は庄川水系全体で 28 箇所になる。これらの総出力(許可)は最 大約 102 万kW にのぼって、庄川水系は原子炉1基分に相当する発電が行われており、電力供給に重要な地位を占めている。 |
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posted at 2019/03/20 13:14:47
lastupdate at 2019/03/20 19:59:28 »category : お知らせ 【修正】 |