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» 朝日町宮崎漁港にて耳石調査 date : 2018/10/29
本日は庄川漁連から職員2名が、朝日町宮崎漁港へ出向いて、
鮭の回帰親魚調査に協力しました。
当初は80尾の鮭の計測を行う予定でしたが、
鮭が不漁らしく、雄の検体、70尾での実施となりました。

朝日町宮崎漁港にて耳石調査
まずは、鮭1尾ずつにナンバリングを行い。
体長、体重、成熟度合を記録した後、鱗採取

朝日町宮崎漁港にて耳石調査
頭部を切断

朝日町宮崎漁港にて耳石調査
耳石の採取を行います。

作業は2時間ほどで、完了しましたが、鮭の不漁が気がかりでした。

今回の調査は、平成27年度まで実施された、さけます資源高品質化事業の放流効果を確認するための、回帰親魚効果調査で、高品質なさけ・ます資源の放流適地を把握するため、鮭親魚の耳石を調べ、放流地域を特定するための調査です。

庄川では、サケ稚魚の頭の脳の裏側にある、バランス器官である耳石という器官に標識を施した稚魚を放流しています。

耳石は日周輪を形成する器官で、刺激により、黒色化するという耳石の特性を利用し、卵期に温度変化による刺激を与えることで、耳石にバーコードの様な標識を施標します。

庄川では、2011年より毎年、標識を施したサケ稚魚を放流していますので、今回調査した回帰親魚に庄川のものが含まれている可能性もあります。
今後の調査結果が楽しみです。
  posted at 2018/10/29 16:07:51
lastupdate at 2018/10/29 18:37:26
»category : サケ修正

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