» うなぎ石倉カゴ魚礁モニタリング | date : 2018/06/14 | |
本日、射水市広上での天気は曇り、少し肌寒く感じる一日でした。 鰻生息環境改善支援事業として、2016年7月29日に、庄川右岸大門大橋下流にてうなぎ石倉カゴ魚礁を設置しました。 10基設置した石倉カゴのうち3基のモニタリングを行いました。 今回が第5回目のモニタリング調査となります。 まずは、職員二人が川に入って、石倉カゴから生物が逃げないように、モジ網でカゴを覆います。 水に潜って作業をするので、水温がまだ冷たく、鮎タイツでは厳しい作業でした。 石倉カゴをクレーンで吊り上げて、陸地で開きます。 カゴから石を取り出して、中の生物を捕まえます。 取り出した石は、再びカゴに戻してクレーンで川に沈めます。 3基の石倉カゴから12尾のウナギを捕獲しました。 ウナギだけでなく、ハゼやチチブといった魚類、モクズガニ、ザリガニ、エビ類、ヤゴなどの水生昆虫など、石倉カゴに入っていた生物を調べます。 採取したウナギは、麻酔をかけ、重量、全長、胴回りの計測を行いました。 ウナギは12尾すべてにおいて、肛門の前方2〜3cmの腹側にカッターで腹腔まで達するよう切れ目を入れてピットタグを差し込みました。 ピットタグとは埋め込み式のタグで、腹部に埋め込むことで、次回のモニタリングの際に専用読取機を使ってタグを摘出することなくコードを読み取ることができ、個体の判別が可能となります。 ウナギを含め、様々な生物を採取することができ、ウナギとウナギの餌料になる魚介の棲み処としての効用が確認できました。 ピットタグを入れたウナギは、再放流し、今後も定期的にモニタリングを行っていく予定です。 庄川でウナギを捕まえたら体内にピットタグがあるかもしれませんので、注意してください。 |
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posted at 2018/06/14 14:58:19
lastupdate at 2018/06/14 19:28:02 »category : ウナギ 【修正】 |