» 耳石温度標識魚、後期群 施標完了 | date : 2021/12/31 | |
12/20に、サケ卵の発眼卵と死卵を選別する検卵作業を行い、耳石温度標識を施標するための耳石装置に発眼卵を収容し、水温変化のプログラムを開始しました。 12/30、無事、施標が完了し、浮上槽への収容を行いました。 水温変化のデータも問題なく、安心しました。 収容された発眼卵 20尾ほど、ふ化した個体が確認されました。 庄川では、サケ稚魚の頭の脳の裏側にある、バランス器官である耳石という器官に標識を施した稚魚を放流しています。 耳石は日周輪を形成する器官で、刺激により、黒色化するという耳石の特性を利用し、卵期に温度変化による刺激を与えることで、耳石にバーコードの様な標識を施したものが、耳石温度標識です。 2.10nHの耳石温度標識の施標温度変化プログラムが完了 庄川においては、増殖戦略として、サケ稚魚の放流サイズを大きく(0.8g〜1.0g程度)、放流時期を遅く(3月中旬を過ぎないよう、2月下旬〜3月上旬中心に)できるよう、飼育、放流に取り組んでおります。 前期群には、2.8nHの耳石温度標識、後期群には、2.10nHの耳石温度標識を施標します。 浮上槽に収容された発眼卵 主に4年で回帰するサケ親魚の耳石をサンプリングし回析することで、増殖戦略の効果を探るための取り組みです。 これからふ化、浮上、飼育と放流まで長い道のりですが、尽力していきます。 |
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posted at 2021/12/31 18:43:27
lastupdate at 2021/12/31 18:43:27 »category : サケ 【修正】 |