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» 耳石採集 グロ注意 date : 2021/11/27
耳石採集について グロ注意

庄川では、サケ稚魚の頭の脳の裏側にある、バランス器官である耳石という器官に標識を施した稚魚を放流しています。

これまで、サケ稚魚の放流時期や飼育環境、放流手法などが回帰に与える影響を調査するため、様々な耳石標識を施標してきています。

耳石は日周輪を形成する器官で、刺激により、黒色化するという耳石の特性を利用し、卵期に温度変化による刺激を与えることで、耳石にバーコードの様な標識を施したものが、耳石温度標識です。

その他に、ALC溶液による施標で耳石に蛍光顕微鏡で確認できる色のリングを施したものもあります。

主に4年で回帰するサケ親魚の耳石をサンプリングし回析することで、より良い増殖手法を探ろうという取り組みです。

毎年、♀250尾、♂250尾を目標に耳石採集を行っております。
今年度は捕獲尾数の激減でサンプリングの数が足りなくなる懸念がありましたが、多くの皆様の尽力のお陰で、なんとか採集できそうです。

先は長いですが、調査結果より、庄川のサケにとってより良い増殖手法の選定に繋がればと尽力しています。

採集の様子 グロ注意

耳石採集 グロ注意

耳石採集 グロ注意

耳石採集 グロ注意

カボチャカッターでサケの頭部をカットして、耳石を取り出して、所定のプレートに入れて、国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産資源研究所 さけます部門 資源増殖部 にて回析していただくために、尾叉長 、体重データ、鱗と合わせて北海道へ送付します。
  posted at 2021/11/27 18:12:44
lastupdate at 2021/11/27 18:12:44
»category : サケ修正

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