» サケ事前調査、8回目 | date : 2021/11/08 | |
11/8、サケ事前調査、8回目となりました。 釣果は朝イチに多い傾向ですが、本日は、午後からも3尾が釣られました。 朝イチ、全長80cm、体高20cmを超えるオス 本日は、蓄養している♀7尾のうち5尾から12.9千粒を採卵することができました。 合計では、約30千粒とまだまだ少ない状況です。 採卵後、尾叉長、体重を計測し、鱗と耳石を採取します。 同日に採卵に使用した♂の個体ですが、尾叉長で約80cmの個体と約50cmの個体でここまで大きさが違うのかと、並べて撮影してみました。 鱗から年齢が分かるので、興味深いところです。 ここで言う、尾叉長とは、全長とは違い、尾鰭のくびれ部分までの長さを言います。 サケは、産卵期にメスが産卵床を作るために尾鰭を使いボロボロになり、オスもメスを巡る争いや浅瀬を遡上することもあるので、尾鰭が欠けていることがあります。(本日釣られた♂も尾鰭が欠けている個体がいました。) そのため、全長では、誤差が生じてしまうので、尾叉長でデータをとっています。 春遡上期でのサクラマス釣りなど、釣り人の皆さんは、全長で計測されるのが、主流ですので、尾叉長には馴染みがないかもしれませんが、データのとりまとめは尾叉長でやっているんだなぁと頭の片隅に置いてもらえらばと思います。 サケ事前調査の釣獲調査の現場では、メスは弱らせないことを優先して、計測は行わず、すぐにストリンガーなどで、回遊していただいていますが、オスは、全長を計測していただいています。 本日は、♂のみ8尾が釣られました。 ♀が欲しいところですが、明日から天候が崩れる予報です。 調査員の方には、厳しい条件になるとは思いますが、雨により、サケの食い気が上がり、釣果が伸びてくれることを願うばかりです。 調査員の皆様には、安全第一、健康第一で無理をしないよう、調査していただければと思います。 |
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posted at 2021/11/08 18:15:28
lastupdate at 2021/11/18 18:18:02 »category : サケ 【修正】 |