» サケを食べながら守り続けるために | date : 2020/09/17 | |
日本水産学会で令和元年度水産学進歩賞を受賞された森田健太郎さんの論文がJ-Stageで公開されています。 pdfデータ↓↓↓↓ サケを食べながら守り続けるために 文献には、 放流を通じて遺伝的な変質、すなわち家魚化が生じ、対象魚の適応度が低下するといった負の側面が懸念されるようになってきた。 21世紀に入ってから漁獲量や回帰率が大きく減少したのは、放流数が多い地域である。 人間の漁獲圧のコントロールもサケ資源回復に有効である。 長期的な視野に立つと、野生魚はふ化放流事業の持続性に量的質的に貢献してきたといえる。 自然界で子孫を残すことができるよう環境を整え、そして、自然産卵で生まれた野生魚も種親として種苗放流する−という放流魚と野生魚を融和させたIntegrated Program(融和方策)という資源管理方策が北米では主流となっている。 とあります。 庄川においても、当てはまるところが多くあるかと思います。 ふ化放流事業も維持しながら、資源水準に応じて漁獲可能量を定め、平行して、サケ、サクラマスが自然産卵できる、成育できる環境を整えていくことが必要です。 未来にサケ、マス資源を残していけるよう、尽力してまいります。 参考リンク 札幌ワイルドサーモンプロジェクト https://www.sapporo-wild-salmon-project.com/2020/08/29/20200607/ J-Stage サケを食べながら守り続けるために https://www.jstage.jst.go.jp/article/suisan/86/3/86_WA2730/_pdf/-char/ja |
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posted at 2020/09/17 13:25:15
lastupdate at 2020/09/17 13:25:15 »category : サケ 【修正】 |