» サケ稚魚場内無給餌流下放流 | date : 2020/02/27 | |
2月27日より、積算水温931℃〜958℃でサケ稚魚の場内無給餌流下放流を開始しました。 浮上したものから、元気よく泳いでいきます。 通常のサケ稚魚放流では、給餌し、大きくしてから、トラックへ積み込み、輸送放流しています。庄川養魚場においては、場内からの流下放流は初めての試みとなります。 庄川ふ化場の排水はいくつかの支流を経て、庄川へつながっているので、場内から流下放流したものが、庄川、海へ行き、親魚として回帰してくれれば、トラック輸送、飼育にかかる経費を削減できます。 省コストだけでなく、トラック輸送によるストレスもなくなりますし、回帰親魚が場内まで戻ってきてくれる可能性もあるので、楽しみです。 場内にしばらく留まるもの、すぐに流下し、自然界へ飛び込んでいくもの様々です。 サケ無給餌場内流下放流群には、アリザリンコンプレクソン(ALC)標識が施標されています。 ALC溶液による施標では耳石に蛍光顕微鏡で確認できる色のリングができますが、発眼卵放流では1回施標で1つのリング、場内無給餌流下放流群には、2回施標で2つのリングが確認できるようになっているため、識別が可能となっています。 4年後の回帰親魚から良い結果が得られることを心より願っています。 今後は、合流点など各チェックポイントにおいて、降下サケ稚魚の目視調査、採捕調査を行なっていきます。 |
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posted at 2020/02/27 19:43:52
lastupdate at 2020/02/27 19:45:16 »category : サケ 【修正】 |