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» 明日、サケ稚魚放流と場内流下放流 date : 2020/02/26
本日は、雨が降ったり止んだりと不安定な天候となっています。
サケ飼育、放流に関しては、ピークは過ぎたものの、長く飼育して、放流時期を遅らせる取り組みや場内流下放流群の放流も明日より開始となりますので、慌ただしい毎日となっています。

明日、サケ稚魚放流と場内流下放流
明日から無給餌流下放流予定の稚魚が入る浮上槽

サケ無給餌場内流下放流群には、アリザリンコンプレクソン(ALC)標識が施標されています。

明日、サケ稚魚放流と場内流下放流
流下する排水路のサケ稚魚を阻害する魚は上流部に移動

通常のサケ稚魚放流では、給餌し、大きくしてから、トラックへ積み込み、輸送放流しています。
庄川ふ化場の排水はいくつかの支流を経て、庄川へつながっているので、場内から流下放流したものが、庄川、海へ行き、親魚として回帰してくれれば、トラック輸送、飼育にかかる経費を削減できます。省コストだけでなく、トラック輸送によるストレスもなくなりますし、回帰親魚が場内まで戻ってきてくれる可能性もあるので、楽しみです。

明日、サケ稚魚放流と場内流下放流
流下する排水路の様子

ALC溶液による施標では耳石に蛍光顕微鏡で確認できる色のリングができますが、発眼卵放流では1回施標で1つのリング、場内無給餌流下放流群には、2回施標で2つのリングが確認できるようになっているため、識別が可能となっています。
4年後の回帰親魚から良い結果が得られることを心より願っています。
  posted at 2020/02/26 17:48:43
lastupdate at 2020/02/26 17:51:52
»category : サケ修正

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